今日はメレンゲが泡立つメカニズムを復習します。つくる料理は「淡雪卵」(ウフアラネージュ)です。フランスでは浮島という意味の「イル・フロッタント」という名前で、アメリカやイギリスなどに行くと英語のフローティングアイラン ドという名前で提供されています。 材料 四人前 卵白 3個分 グラニュー糖 45g アングレーズソース カラメルクリーム アングレーズソースとカラメルクリームの作り方はそれぞれ カスタードソースの科学『アングレーズソースの作り方』 カラメルの化学「カラメルクリームの作り方」 を参照してください。 さて、メレンゲ作りです。メレンゲに関係しているのはタンパク質。泡立つということは液体を気泡が抱え込んだ状態。卵白には水以外の分子が多く含まれているので、周りの水分の分子の表面張力が弱くなり、料理やお菓子に使えるほど泡が長く持つのです。 タンパク質は泡立てる際の味方になりますが、実は敵