2021年12月14日、生乳が大量に余り、5000トンが廃棄される見込みと報じられた。金子農林水産大臣は、業界団体と連携し、消費拡大などの対策に取り組むと述べた。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、業務用の落ち込みが大きく、年末年始は学校給食や店の営業がストップするため、余剰が生じるとのこと。 牛乳は、学校給食に導入されており、日本人にとって、おなじみの食品だ。だが、牛乳の正しい保存方法や賞味期限、栄養価や健康に関する知識について、必ずしも理解が深まっているとはいえない。 そこで、この記事では、一般の方にわかりやすいよう、また日常の食生活に役立てられるよう、牛乳の知識について、Q&A方式でお伝えしたい。 牛乳・乳製品の賞味期限の指標となるガイドラインを作成している、日本乳業協会生産技術部部長の佐々木正巳様と、一般社団法人Jミルク・コミュニケーショングループの林雅典様への取材、東北大学名誉