ときどき、「応援」という行為について考える。 応援は、相手にパワーを送るわけだが、実は応援する側もパワーをもらっている。 贔屓のスポーツチームを応援したり、学生時代から追いかけているアーティストを応援したり、家族や友人など近しい人の活動を応援したり、いつか出逢って今は離れている人をひっそり応援する、ということもある。どのシーンも、実は、応援している自分自身が励まされていることに気づく。 エマソンの『自己信頼』から「応援」を考える 宿る力を信じる 応援のベースになるのは、その人に宿る力を信じることだ。 先日読んだラルフ・ウォルドー・エマソンの『自己信頼』には、こんなフレーズがあった。 私たちの中に宿る力は、まったく新しい種類のものであり、それを使って何ができるかを知っているのは本人だけだが、実際にやってみるまでは本人にさえ、それが何かはわからない。 あれこれ口出ししてみても、それができるかど