フューチャーセンターを始めるということには、2つの意味があります。一つは、フューチャーセンター・セッションを企画し、人を集めて対話の場を持つこと。もう一つは、フューチャーセンターという場所や機能を立ち上げて、様々なテーマが持ち込まれるような、持続的な仕組みを作ることです。 野村恭彦●イノベーション・ファシリテーター。国際大学グローバルコミュニケーションセンター(GLOCOM)主幹研究員。富士ゼロックス株式会社 KDIシニアマネジャー。K.I.T.虎ノ門大学院ビジネスアーキテクト専攻 客員教授。 ©Eriko Kaniwa もちろんこれら2つは、まったく別のものというわけではありません。同時に計画されることもあります。しかし、セッションの質をあなた自身の「個人技」頼みにしないためにも、後者の、「フューチャーセンターの持続的な仕組み」の設計が重要になります。そのためには、様々なテーマについて、