篠田:そうすると、3月にオフィスが閑散としちゃって、4月に出せるコンテンツがない……みたいなことになって。これはいかんなと思い、トラネバの締め切りを年度末の3月ではなく、ちょっとずらして6月とかにするという、極めて人為的なことを考えちゃったわけです。そしたら糸井に、みんなの前で怒られました。その後、私より社歴が長い乗組員が助けてくれて、そもそも休むということをみんなはどう考えているかを聞くことになったんですが、これが本当に勉強になりました。 社員本人たちに聞かないと、ヒントはない 横石:どのような点が勉強になったのでしょうか? 篠田:大企業出身で有休とは取らないと上司に怒られるものだというイメージを持っている人もいれば、フリーランス出身で「休んでいるのに給料が出る有休って、ありがたい反面、よく考えると意味がわからないんです」という人もいる。この幅があることを認識せずに、人為的に期限だけずら
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