日本とアメリカの子どもたちの「思考スタイル」はいかに異なるのか? ・ ・ ・ この問いに挑んだ面白い研究に、昨日、僕は出会いました。 不勉強汗顔の至りですが、たまたま、渡辺雅子(2004)「納得の構造」(東洋館出版)を読む機会に恵まれたのです。専門外のわたくしがいうのは何ですが、素晴らしい研究です。知的興奮を与えてくださった著者にまずは、この場を借りて感謝をいたします。 本書は、日本とアメリカなど、異なる国の子どもたちに「4コママンガ」を見せて、作文をしてもらう実証実験から、両国の思考スタイルを探究する本です。 たとえば、「小学生のけんた君が、しょんぼりした一日を過ごした4コママンガ」を、様々な国々の子どもたちに見せて、この4コママンガに書いてあることを説明してみて、と指示をだす場面を想像してください。 当然ながら、両国の子どもたちがつくる「作文の質」には「思考スタイルの違い」がでます。こ
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