■[Kulturkampf] マホメットの風刺漫画 eirene - ムハンマドの漫画 3 http://d.hatena.ne.jp/eirene/20060204/p1 怒っている人々が問題視しているのは、ムハンマドをテロリズムの扇動者として表象し、ひいては、彼を崇敬するイスラム教徒がテロリストであるかのごとく表象する危険をはらんだ、メディアの(差別的な)眼差しである。 漫画のイメージが真実ではないから、その誤謬がイスラム教徒の生存を危うくすることにつながるから、間違いを認めて、謝罪して欲しいと要求しているようだ。 この要求を(イスラム教徒側の抗議が、しだいに激烈化したことも手伝って)ヨーロッパのメディアは「表現の自由」に対する挑戦と受け止めた。ここで問われるべき論点がずれたと思う。 こういう紛争のときいつも問題になるのは、 1. 争点がずれて(あるいはすりかえられて)認識されること