【パリ=三井美奈】北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記の孫、金ハンソルさんが「グランド・ゼコール」と呼ばれる仏エリート養成校の名門「パリ政治学院」に合格した。 同校が27日、読売新聞の電話取材で認めた。 同学院はオランド大統領のほか、ポンピドー、ミッテラン、シラク各元大統領の母校。ハンソルさんは「欧州、アジア」学を専門とする仏北西部ルアーブル・キャンパスの学士課程(3年間)に進学したという。同校の広報担当者は「ハンソルさんはほかの留学生と同様に、書類審査と面接試験を受けて合格した」と述べた。授業は9月から始まる予定。 ハンソルさんは金総書記の長男、金正男(キムジョンナム)氏の息子で、金正恩(キムジョンウン)第1書記のおいに当たる。ボスニア・ヘルツェゴビナの国際学校を5月に卒業した。