かまどに井戸、五右衛門風呂……。宮内庁庁舎3階の講堂に、昔ながらの暮らしぶりがわかる日本家屋のミニチュアが出現しました。秋篠宮家の長男悠仁さま(10)が、ご家族や職員らの協力を得てご一家で出品した「昔の暮らし」という作品です。細部まで精巧に作り込まれた力作に、盛んに写真を撮ったり、熱心にのぞき込んだりする人の姿が目立ちました。 12月8日から10日まで開かれた「宮内庁職員組合文化祭美術展」の会場での風景です。同展は職員やその家族らの作品とともに、天皇、皇后両陛下や皇族方の作品が特別出品されるとあり、毎年注目を集める行事の一つ。ただ、一般には非公開のため、貴重な作品群の一部を紹介します。 悠仁さまは現在、お茶の水女子大付属小学校の4年生。昔の暮らしに関心があり、今回の作品を発案したそうです。秋篠宮さまは今年の誕生日に際しての記者会見で、悠仁さまについて「彼が知らない時代、少し前の時代の人々の