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ブックマーク / rengejibu.hatenablog.com (31)

  • 今でこそ「働きながら、子育てするための方法」など、学生さんにお話することもあるが、約15年前、就職活動していた頃の私は、勤労意欲ゼロだった。 - rengejibuの日記

    「会社で働くこと」イコール「無期懲役」のように感じられ、ものすごく暗い気分でOBOG訪問をした。 男女雇用機会均等法も育児介護休業法もとっくに施行されていたが、当時は今のように「女性活用」なんて言葉は流行っておらず、どの会社で質問しても「女性社員はいますが、子どもを産んだ女性社員は、うちの会社にはいません」と言われた。産むか、辞めるかなんだ、とぼんやり思った。 働くのは嫌だったけれど、や雑誌が好きだったから、それらを作る仕事なら、苦痛は少ないだろう。そんな消極的な理由で出版社ばかりを回っていた。 並行して別業種も受けたが、女性差別はごく普通に行われていた。数年後に私の母校がある街に景観をこわすくらい高いマンションを建てて自治体から訴えられることになる会社の説明会に行った時のこと。ずらっと並ぶ学生を前に、その会社の人は「女性は事務職です」ときっぱり言い切った。マンションの営業や企画が主要事

    今でこそ「働きながら、子育てするための方法」など、学生さんにお話することもあるが、約15年前、就職活動していた頃の私は、勤労意欲ゼロだった。 - rengejibuの日記
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    hmmm 2010/03/17
  • 2009-11-04

    保育所の国による最低基準撤廃の動きだ。 待機児童を減らすため「地域の実情に合わせて」保育所を増やすのが目的といわれている。 そうではない。育児の実情を知らない政治家が、成果を急いで間違った規制緩和を進めているのだろう。現場を全く見ていない。 仕事に復帰する前、いくつかの保育園を見学した。公立は総じて施設が充実していた。しかし、私立の中には、劣悪な環境の園もあった。そこを見学した帰り道、夫と並んで歩きながら、どちらも無言だった。あまりにひどい環境がショックだったのだ。こんなところに入れるくらいなら、保育園には入れず、ベビーシッターを頼もうかと思った。おカネは4倍以上かかるが、いたしかたない・・・。 結局、キャンセル待ちの順番が繰り上がり、私立の良い保育園に入ることができた。そこは超人的にモチベーションの高い園長先生によって運営されている園だった。その後、転園して今は公立に通っている。 もし、

    2009-11-04
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    hmmm 2009/11/20
  • 内閣府でお話した帰りに「パパの育休体験記」の冊子をいただきました。 - rengejibuの日記

    読んでみて、育休パパにも色々いることが分かりとても面白かったです。 「男性の育児休業」というと、「一部の進歩的な男性のもの」というイメージが強いのではないでしょうか。また、出世より家庭を優先していたり、会社が育児支援に熱心だったりするのかなと思う人もいるでしょう。 体験記を読むと、こうした思い込みが覆されます。パパたちが育休を取った期間も理由も様々で、短い人は1週間、長い人は1年。休業中は自分で家事育児をこなした人から実家の助けを借りた人までいます。育休を申し出た時の上司や勤務先の反応もいろいろです。必ずしも、男性の育休を応援する企業・組織ばかりではなく、それでも取るという態度を貫いたパパたちは偉いと思いました。勇気がありますね。 私が特にいいなあと思ったのは、調剤薬局の店長を務める方の体験談(1-04)。勤務先の会長が直々に「仕事の交代要員は何とかできるが、奥さんの交代要員は君しかいない

    内閣府でお話した帰りに「パパの育休体験記」の冊子をいただきました。 - rengejibuの日記
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    hmmm 2009/07/20
  • 1歳をすぎ、育児がとてもラクになった。 - rengejibuの日記

    楽というか、楽しい。もっと正確に言えば幸せ。 少し余裕ができたのでメールを整理しながら、去年の今頃、書いたり受け取ったりしたものを読み返すと、必死だったことを思い出した。 特に大変だったのが生後2カ月までで、昼も夜も関係なく泣くから、ずっと抱いていなくてはならず、乳腺が何度もつまって激痛だし、10年以上、外で働く生活をしていたから、ほとんど外出できないこともストレスで、夜、寝ている子どもを夫に託して、マンションの廊下に3分間「外出」するのが数少ない息抜きだった。 私は他の人に比べれば楽な方だろう。夫は家にいる時はオムツを換え、料理をして、夜中に子どもが泣いたら私を起こさず、ミルクをあげていた。核家族で子育てする大半の女性と比べ、私の負担は半分だったはずだ。 それでも、やはり、大変だったことは記憶に鮮明だ。生後7週くらいの頃、夫が海外出張に出かけた。約10日間、他人の命を自分1人で責任もつこ

    1歳をすぎ、育児がとてもラクになった。 - rengejibuの日記
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    hmmm 2009/05/21
    "20代は生理がとまるまで働いて病院行きになったこともあるが、その頃と比べても、生後2カ月までは仕事より育児の方が大変"
  • 2009-04-20

    稼ぐ・育てる夫―夫婦の戦略的役割交換 作者: 治部れんげ出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2009/04/20メディア: 単行購入: 16人 クリック: 311回この商品を含むブログ (9件) を見る 内容はタイトルの通りで、アメリカの共働き夫婦がどんなふうに家事育児分担をしながらお互いのキャリアを伸ばしているか紹介しています。こちらの日記でも繰り返し触れているように、アメリカの公的育児支援は貧弱で、有給の育児休業制度すらありません。にも関わらず、働く女性は日より多く、その経済的地位は日より20年以上進んでおり、出生率も先進国にはめずらしく2.0に達しています。その背景にあるものは、夫の家事育児参加なのでは、という仮説のもと、2006年夏から1年間、現地で文献調査とインタビューを行いました。その結果をまとめたものです。 私はふだん出版社で雑誌記者として働いていますが、この企画は

    2009-04-20
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    hmmm 2009/04/27
  • 2009-04-18

    Happens Every Day: An All-Too-True Story 作者: Isabel Gillies出版社/メーカー: Scribner発売日: 2009/03/24メディア: ハードカバー クリック: 18回この商品を含むブログ (1件) を見る しかし、乳幼児の子ども2人と主婦のを捨てて、出て行く夫というのは「よくいる」のだろうか。さらに、別れる原因が同僚との恋愛沙汰で、その同僚の採用面接を自分が担当していた…というのも「よくあること」なのだろうか。子どもはまだ、1歳半と3歳で、浮気相手の女性はとも友人関係にある。まるで出来の悪い昼ドラのようだが、当の話なのだ。 舞台はオハイオ州にある小さな小さな大学町。近所の人は皆、顔見知りである。主人公は、NY育ちの新進女優だったが、幼馴染と再会して結婚。夫の仕事の都合で、女優としてのキャリアを捨てて引っ越してくる。ちなみに

    2009-04-18
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    hmmm 2009/04/20
    この人のブログは日付レベルでブクマすべきかエントリレベルでブクマすべきかしばしば迷う。
  • 日本でも、男性のWLB問題がとりあげられています。 - rengejibuの日記

    東大の佐藤博樹教授が、首都圏在住の2800人に対して調査を行いました。対象となったのは、民間企業で働く正社員の人たちです。 その結果、ワーク・ライフ・バランスへの満足度が最も低いのは、無配偶(未婚と離別・死別を含む)の男性でした。 普通、WLBといえば、既婚で子どもを持つ女性の問題と思われがちです。この調査では、育児だけでなく、スキルアップや趣味など多様な「私生活」の問題を取り上げているのが特徴です。全文はこちらに。 実際、育児をしながら働いている身で、これはなかなか面白い調査結果だと思いました。仕事育児の両立は体力を要しますが、子どもはすごく可愛いので喜びも大きいんですね。だから、疲れても引きずらない。振り返ってみると、一人暮らし時代のほうが、ストレスを引きずりがちだったように思います。

    日本でも、男性のWLB問題がとりあげられています。 - rengejibuの日記
    hmmm
    hmmm 2009/04/18
    "仕事と育児の両立は体力を要しますが、子どもはすごく可愛いので喜びも大きいんですね。だから、疲れても引きずらない。" あと、夫婦関係が磐石というのも大きいのでしょう。
  • この流れはいずれ、日本にもやってくるだろう。 - rengejibuの日記

    アメリカのFamily & Work Instituteの最新調査によれば、共働き家庭で女性の家計貢献度は44%に達している。夫婦は経済的に対等に近づきつつあるのだ。女性はもはや、子どもを産んでも、男性と同程度のキャリアへの意欲をもつ。 女性が「稼ぐ」ようになる一方、男性は「育てる」役割を、昔と比べてより多く担うよ うになった。男性の育児時間は30年前の1.5倍に増えている。 私がいちばん興味深く思ったのは、仕事と家庭の板挟み(いわゆる"work life conflict")にこまっていると答えた人の割合は、共働き家庭でみると、女性より男性の方が多いことだ。そして、専業主婦家庭の男性より、共働き家庭の男性のほうが、よ りこまっている。 理由を推測するに、働く母親へのサポートは整ってきたが、父親へのサポートは不十分 なのだろう。 男性の働き方も徐々に変わってきているが、専業主婦 を持つ男性

    この流れはいずれ、日本にもやってくるだろう。 - rengejibuの日記
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    hmmm 2009/04/06
  • 生まれて初めて「VERY」を買って読んだ。 - rengejibuの日記

    子どもがいると話してから、美容院で手渡される雑誌の中にVERYが入ってくるようになった。読んでみたら意外なことに、私のような「おじさん的おばさん」にとっても読むところがたくさんある。ふだんの仕事とまったく関係ない内容のため、リラックスできる。 最新号を買ったのは特集のタイトルに惹かれたからで、それはこういうものです。 読んでみると、テーマは「育児仕事の両立」。いわゆるワーク・ライフ・バランスの話だが、ビジネス誌とはアプローチが正反対なのが面白かった。 ビジネス誌では当然のことだが「働いている」ことが前提だ。「一部に」子どもを持つ人がいる。その人たちがいかにして両立するかと考える。「仕事を持ってる」のが当たり前。「子どもを持っている」のは選択の結果。 一方、VERYでは「結婚して子どもがいる」ことが前提だ。主婦の「一部に」仕事を持つ人がいる。「子どもがいる」のが当たり前。「仕事をする」のは

    生まれて初めて「VERY」を買って読んだ。 - rengejibuの日記
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    hmmm 2009/02/18
    "私のような「おじさん的おばさん」"
  • 2008-09-02

    出産以来感じてきたが、ずっと書くのをためらっていた。夫ともども、いいかげん腹に据えかねたのと、同じような思いをしている人が少なくないことを知ったので、書くことにする。 ワークライフバランスという点から見れば、私の勤務先は完璧である。職場の上司や同僚はこちらの状況を慮って親切な言葉をかけてくれるし、人事の担当者は産休にあたり、使える制度についてものすごく丁寧に教えてくれた。夫の勤務先の環境も大変良い。生後数ヶ月の子どもを連れて行った時は育児経験を持つ教授たちが色々なアドバイスをしてくれたし、直属の上司は出産祝に育児百科をプレゼントしてくれた。現在、夫は家事の7割、育児のほぼ半分をやってくれるので、サポート体制は120点である。 思わぬ落とし穴は親族にあった。彼ら(というより、彼女ら)は、私たちがどのように育児をしているのか、知りもせず、また尋ねもせずに、口出ししてくる。曰く「おっぱいの方が(

    2008-09-02
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    hmmm 2008/09/04
    何はともあれ夫婦間が盤石で何より。
  • 「女性の視点を活かす」という表現は、あまり好きになれなかった。 - rengejibuの日記

    企業が女性労働力を「活用」する理由としてよく使われる。特に消費財の開発に際して、女性の感性を生かすと消費者の考えを反映できると言われる。 こういう表現を見聞きするたび、なぜ男性の視点ではダメなのか、と思ってきた。性別ではなく、消費者として地に足のついた生活を送っているかどうかが問題だろう。例えば5年前の私に炊飯器の開発を任せても、絶対にいいものはできなかった。当時は会社人間だったから、家でご飯を炊くのは数カ月に1回だった。当時の私のような女性をいくら活用しても、ろくな家電商品はできない。 しかし最近「こればかりは女性の視点を活かすしかない」と思える商品に出会った。授乳服だ。 1日8〜12回授乳するので、いちいち服を脱いだり袖だけ抜いたりするのが非常に面倒になってきた。いくつかの通販会社から数着の授乳服を買ってみたところ、とてもよかったのだ。特にこことここ。 ともに女性経営者で、自社開発の製

    「女性の視点を活かす」という表現は、あまり好きになれなかった。 - rengejibuの日記
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    hmmm 2008/07/08
    授乳服。