オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の音楽監督を務める井上道義氏が北朝鮮を訪問している問題で、自民党石川県連は7日の役員会で、近くOEKから事情を聞くことを決めた。 紐野義昭幹事長によると、6日にOEKから「説明に上がりたい」との申し出があったという。OEKは井上氏の帰国後に事情を聞き、役員会で報告する。役員会では、「人それぞれに考えがある」などと井上氏を擁護した谷本知事の発言について「安易だ」とする意見や、「(訪朝は)許されることではない」という発言もあったという。 7日の県議会一般質問で、自民は、OEKを運営する「県音楽文化振興事業団」の理事長を務める谷本知事を追及した。 中村勲議員は「この時期に訪朝するのは、社会の常識から逸脱した異常な行動だ」などと県の見解を問い、西口寿一・県民文化局長は「北朝鮮に対する国際的な批判が高まる中、たとえ一個人の立場であったとしても、慎重な行動を取っ
千葉市の熊谷俊人市長(35)は18日、記者会見を開き、市長選(5月12日告示、26日投開票)に再選を目指して立候補することを正式に表明した。 一方、自民党市議団が、出馬の意向を示している市議会議長の小川智之氏(39)について、党に候補者として推薦する文書に全員で署名したことが同日、分かった。現職の市長と議長が対決する公算が大きくなってきた。 ◆財政など成果強調 熊谷氏は記者会見で、「市の課題を乗り越えていくにはまだ道半ば。市民が参加できる市政、未来の市民が希望を持てる街づくりなどを進め、4年間の基盤の上に、飛躍する千葉市を作っていきたい」などと抱負を語った。 1期目の成果としては、情報公開の面で先進的な市にしたことや市債残高を減少に転じさせたこと、子育て支援に予算を集中的に投入して待機児童を大幅に減らしたことなどを挙げた。 2期目の優先課題として、引き続き財政の健全化に取り組むことや、市民
安倍晋三首相が助言役として任命した7人の内閣官房参与が動き出した。経済や外交、司法など各分野に精通した専門家をそろえており、霞が関の常識にとらわれない「知恵袋」の役回りを担う。参与の顔ぶれからは、不本意な退陣を余儀なくされた第1次安倍内閣の雪辱を果たしたい首相の強い思いが浮かび上がる。
「まさか」「残念」…。小泉純一郎元首相(66)が25日、今期限りでの政界引退を突然表明。「小泉チルドレン」をはじめとする関係者は一様にあっけに取られた。「自民党をぶっ壊す」「感動した」などの名言で多くの国民を沸かせ、北朝鮮による拉致被害者を帰国させた功績などを評価する声がある一方、聖域なき構造改革や規制緩和を進め、格差社会の生みの親として批判する向きも。良くもあしくも日本の政治を変えた小泉劇場が、幕を閉じようとしている。 小泉元首相行きつけのラーメン・餃子店「壇太(だんた)」(東京港区)の安達実店長(68)は引退の一報を聞くと、「本当ですか…」としばし絶句した。今年6月に10人ほどで来店した際には、いつものように握手や写真撮影を求める大行列ができ、言葉を交わす暇もなかったという。 「あまりに残念。まだまだ活躍していただきたかったのに…。歌舞伎や音楽など、文化が好きな人。今後はそっちの道で活
中山国交相が「誤解を招く表現」を連発、撤回2008年9月25日21時7分印刷ソーシャルブックマーク 中山国交相 中山国土交通相は25日、報道各社のインタビューで問題発言を連発した。「誤解を招く表現があった」として撤回したが、今後、波紋を呼びそうだ。 住民の根強い反対もあり整備が遅れる成田空港。今後の施策、整備の考え方を問われ「ごね得というか戦後教育が悪かったと思いますが、公共の精神というか公のためにはある程度は自分を犠牲にしてでも捨ててもというのが無くて、なかなか空港拡張もできなかった」と、住民の対応を批判した。 来月1日に観光庁が発足するなど注目を集める観光行政。訪日観光客を増やすには閉鎖的な国民性の克服が必要ではないかとの質問に「日本はずいぶん内向きな、単一民族といいますか……」と答えた。86年、当時の中曽根首相は、「日本は単一民族」と発言し、アイヌ民族から抗議を受けた。 文部科学相を
東京都の石原慎太郎知事は2日、福田康夫首相の突然の辞任表明について「予期していたこと」と述べたうえで、「官房長官のセリフと同じようなことを総理大臣が言ってもしようがない。国民みんなそっぽむいた。話がおもしろくないもん」と福田首相の“言語力”不足が不人気を招き、退陣につながったとの見方を示した。 同日午後、都庁内で報道陣の取材に答えた。 石原知事は「理念、情熱が感じられない。やる気があるのかよくわからない。(北京五輪の日本人選手団に)『せいぜい頑張ってください』という総理大臣はダメだな。閣僚のいろんな問題は問題じゃない。やっぱりリーダーの問題だ」と言いたい放題。一方で「あの人なりに都に対する責任は果たした」と擁護する場面もあった。 また、安倍晋三元首相に次ぐ2代続けての辞任表明については「(安倍元首相のケースと)ぜんぜん違う。安倍くんには理念も言葉もあった」と評した。 次期総裁については、東
脱北者捜し・殺害指令・見つけた愛…北の女スパイの7年(1/2ページ)2008年8月29日22時59分印刷ソーシャルブックマーク 元正花被告=ロイター元正花被告=ロイター 【ソウル=牧野愛博】愛した女性は北朝鮮のスパイ――。99年に大ヒットした韓国映画「シュリ」を地でいく事件が韓国で起きた。検察や軍などで作る合同捜査本部は27日、北朝鮮の女性工作員、元正花(ウォン・ジョンファ)被告(34)や交際相手の韓国陸軍大尉(26)らを国家保安法違反で逮捕したと発表したが、元被告が脱北者を装い、韓国で活動を始めてから、約7年が過ぎていた。 「ちょっとした美人」「開放的で誰とでも仲良くなる」。脱北者仲間で流れていた元被告の評判だ。ソウルから車で小一時間の小都市暮らし。大尉とは恋愛関係で、半同棲(どうせい)の状態だったという。 北朝鮮東北部、清津市生まれの元被告が韓国に来たのは01年10月。中国の朝鮮族と偽
狡猾な工作員か哀れな女か…北女スパイの素顔とは? 機密情報流し暗殺計画も スパイ活動の証拠品として公開されたアルバムには、ウォン容疑者の花嫁姿らしき写真(左下)もあったが、笑顔はなく寂しげな表情を浮かべていた(いずれもロイター、クリックで拡大) 脱北者を装い韓国でスパイ活動をしていた北朝鮮の女工作員(34)が韓国の司法当局に逮捕された。女は美貌を駆使して韓国軍士官らと肉体関係を結び、北に軍事機密を流したり、情報要員の暗殺を計画していたほか、日本にも入国。メディアは女の狡猾さを報じる一方、悲劇の側面も伝えている。 女は保衛部に属するウォン・ジョンファ容疑者。容疑者が工作員と知りながらかくまっていた陸軍大尉(26)も逮捕された。 当局の発表によると、ウォン容疑者は2001年、韓国男性と偽装結婚して入国、直後に脱北者と偽って出頭した。韓国軍に北の事情を教える講師も務め、佐官級も含め、7人の将兵に
「太田誠一代議士を育てる会」の主たる事務所が置かれているとされる秘書宅=2008年8月25日、日下部聡撮影 太田誠一農相の政治団体「太田誠一代議士を育てる会」が05、06年の2年間、当時政策秘書だった農相秘書官の自宅(東京都目黒区)を事務所として届け出て、事務所費など計2345万円の経常経費を計上していたことが分かった。太田事務所は「活動の主たる担当者である秘書官の自宅を事務所とした」と説明するが、家賃を払っていないことや専用スペースがないことを認めており、経費計上のあり方が問われそうだ。 東京都選挙管理委員会に提出された政治資金収支報告書によると、育てる会は05年に1045万円、06年に1300万円の経常経費を計上した。内訳は▽事務所費が304万円(05年)、247万円(06年)▽人件費が331万円(05年)、674万円(06年)▽備品・消耗品費が409万円(05年)、378万円(06年
【ロンドン町田幸彦】「鉄の女」の異名で知られたマーガレット・サッチャー英元首相(82)が認知症を患っていることが24日、分かった。英メディアによると、サッチャー元首相の長女キャロルさんが、近く出版される回想録で00年から認知症の症状が始まっていたことを明らかにしている。 キャロルさんは自著で「吸い取り紙の脳」のようだったサッチャー元首相の記憶力が8年前から急速に衰え、「同じことを何度も尋ねるようになった」と述べているという。90年代前半の旧ユーゴスラビア紛争が話題になった際、サッチャー元首相は「ボスニアとフォークランド諸島を混同していた」という。 サッチャー氏は79年から90年まで英国初の女性首相として保守党政権を率いた。82年、アルゼンチンとのフォークランド紛争で英軍をすぐに派遣し勝利し、支持率が7割に上った。 回想録によると、元首相は「一方でウェブサイトのように過去のことを覚えている」
ロシア軍の撤退合意が成立したので、18日時点での見方をまとめておく。 河東哲夫 1.帝国崩壊は100年にわたって問題を残す 平和な日本にいると、どうしてこういう戦争が起きるのかわからないが、世界は赤裸々な欲、憎しみ、嫉み、嘘で動いている。多数の民族、人種が共存し、問題が押さえ込まれている帝国が崩壊すると、紛争がいつまでも続きがちだ。 端的な例はトルコで、オスマン帝国が崩壊してかれこれ100年もたつのに、ここが抑えていたバルカン、中近東は今でも紛争が相次ぐ。 ソ連も同じことだ。ソ連の中にグルジア民族がおり、グルジアの中にオセット、アプハスという少数民族がいて、それぞれ独立したがったということだ。まるで、民族問題のマトリョーシカ(大きな人形の中に小さな人形がはいっており、またその中に小さな人形が入っているという、ロシアの土産物)のように。 今回の場合も人間の欲望が大きな役割を果たしている。グル
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