去る10月24日、プロ野球ドラフト会議が開かれた。注目の超高校級左腕・松井裕樹は5球団競合の末、楽天が交渉権を獲得。同じく松井を1位指名してクジに外れた日本ハムは、その後も連続で競合してクジで負けるなど、悲喜こもごものドラマがあった。 そんなドラフト指名選手一覧の載った新聞を見ていて、ふと気づいたことがある。やけに名前のふりがなが目立つのだ。そう、野球界にも一筋縄では読めない、いわゆるキラキラネームの選手が増えてきているのであった。 たとえば、巨人の3位は田口麗斗。広島新庄高の投手だが、麗斗と書いて「かずと」と読む。同じく2位は高知高の内野手・和田恋(れん)。男子で野球部でこの名前だと、いかにもからかわれそうであるが、ご両親は「みんなから好かれるように」との願いを込めてつけたそうだ。 同じ「れん」でも「蓮」と書くのはソフトバンクの1位・加治屋蓮。JR九州の本格派右腕だ。「れん」つなが