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ブックマーク / blog.livedoor.jp/ytsubono (38)

  • 疫学批評:乳がんの発症予測、従来の危険因子に遺伝子情報を加えても改善はわずか。

    hotsuma
    hotsuma 2010/03/26
    乳がんの発症予測、従来の危険因子に遺伝子情報を加えても改善はわずか
  • 疫学批評:糖尿病薬の有害作用に関する意見、製薬企業からの利益提供で左右。

    2010年03月23日 糖尿病薬の有害作用に関する意見、製薬企業からの利益提供で左右。 糖尿病薬ロシグリタゾン(グラクソ・スミスクライン社、日未発売)が心筋梗塞のリスクを上げる可能性についての論争で、リスクを上げないと主張する著者の87%は同社から研究費や講演料などの経済的利益を受けていたのに対して、リスクを上げると主張する著者で同社から経済的利益を受けていたのは20%に留まった。論文はBritish Medical Journal電子版に2010年3月18日掲載された。 論争の発端となった、ロシグリタゾンが心筋梗塞のリスクを上げることを示した2007年の臨床試験の総合評価か、これに対応して同年公表された一臨床試験の中間報告(誤差範囲に留まる心血管疾患の増加)のいずれかを引用し、心筋梗塞リスク上昇について意見を表明した論文や論説など202件の筆頭著者180人を分析の対象とした。 18

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    hotsuma 2010/03/23
    糖尿病薬の有害作用に関する意見、製薬企業からの利益提供で左右。
  • 疫学批評:米下院、医療保険制度改革下院修正法案を可決。

    hotsuma
    hotsuma 2010/03/22
    米下院、医療保険制度改革下院修正法案を可決。
  • 疫学批評:がんのメディア報道、不適切な楽観的見解を助長。

    2010年03月18日 がんのメディア報道、不適切な楽観的見解を助長。 米国の発行部数の多い新聞8紙と雑誌5誌に報道されたがんの記事436件の内容を分析したところ、がんの生存を伝えた記事が32.1%に対して死亡について伝えたのは7.6%にとどまり、また、がんの積極的治療のみを伝えたのが57.1%に対して終末期ケアについてのみ伝えたのは0.5%しかなかった。論文はArchives of Internal Medicine 電子版に2010年3月16日掲載された。 2005−2007年に8紙と5誌に掲載されたがんに関する記事2,228件から436件を無作為に抽出し、その内容を分析した。記事の35.1%(153件)が乳がん、14.9%(65件)が前立腺がんに関する報道だった。 がんの生存(患者の生存や治癒)を伝えた記事が32.1%(140件)あったのに対して、がんの死亡(患者の死亡や末期の診

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    hotsuma 2010/03/19
    がんのメディア報道、不適切な楽観的見解を助長。
  • 疫学批評:PTSDで、自殺完遂のリスク10倍。

    2010年03月11日 PTSDで、自殺完遂のリスク10倍。 デンマークで1994−2006年に15−90歳で自殺した全員9,612人と、自殺をせず性別や年齢などを合わせた比較群199,306人の過去の病歴を比較したところ、PTSD(心的外傷後ストレス症候群)の患者では自殺完遂のリスクが9.8倍と高かった。論文はAmerican Journal of Epidemiology2010年3月15日号に掲載された。 研究は、人口約540万人のデンマーク国民全員を対象とする各種の登録(住民登録、死亡登録、精神科診療登録など)を、国民各人に割り当てられたID番号(国民総背番号)を使ってリンクして行なわれた。PTSDの既往があったのは、自殺群の38人(0.4%)に対して、比較群では95人(0.05%)だった。 自殺群は比較群と比べて、単身者、低所得者、PTSD診断前のうつの既往者の割合が高かった

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    hotsuma 2010/03/17
    PTSDで自殺完遂のリスク10倍
  • 疫学批評:学歴による死亡率格差、40年間で拡大。

    2010年03月01日 学歴による死亡率格差、40年間で拡大。 1960、70、80、90年に45−64歳だったノルウェーの国民全員2,140,483人をそれぞれ10年間ずつ追跡したところ、高学齢群に対する低学歴群の総死亡率は、男性が60年代の1.33倍から90年代の2.24倍に、女性が1.52倍から2.19倍へと拡大した。論文はBritish Medical Journal電子版に2010年2月23日掲載された。 対象者を、教育期間が0−9年の低学歴群、10−12年の中学歴群、13年以上の高学歴群の3グループに分けた。1960年に45−64歳だった全国民を10年間追跡し、1970年に45−64歳だった全国民を10年間追跡しというように、4つの集団を10年間追跡して、学歴による総死亡率の格差の変化を調べた。死亡数の合計は359,547人だった。 格差の拡大に寄与した死因は、男性では心血

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    hotsuma 2010/03/01
    RT @afcp_01 高学歴群に対する低学歴群の総死亡率は男性で60年代の1.33倍から90年代の2.24倍に拡大 ノルウェーの全国民調査 喫煙率の格差の拡大が寄与した一因
  • 疫学批評:不定期の多量飲酒で、虚血性心疾患のリスク上昇。

    2010年02月23日 不定期の多量飲酒で、虚血性心疾患のリスク上昇。 14件の論文をまとめて総合評価を行なったところ、定期的な中等量までの飲酒と比べて、月に1回以上の不定期な多量飲酒では、虚血性心疾患のリスクが1.45倍と高かった。論文はAmerican Journal of Epidemiology電子版に2010年2月8日掲載された。 14件の論文のうち、10件は追跡調査、4件は患者と比較群の過去の飲酒をたずねて比べる後向き研究だった。虚血性心疾患の症例数は4,718例だった。 「不定期な多量飲酒」の定義は、「年12回以上週5日未満の、アルコールで60g超の飲酒」とした。アルコール60gは、日酒で3合弱に相当する。一方、定期的な「中等量までの飲酒」の定義は示していないが、一般には、男性でアルコール24g(日酒約1合)、女性でその半分が相当する。今回の個々の論文では、「週5−7

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    hotsuma 2010/02/27
    不定期の多量飲酒で虚血性心疾患のリスク上昇
  • 疫学批評:一日3gの減塩で、米国の年間死亡44,000−92,000人減少。

    2010年02月19日 一日3gの減塩で、米国の年間死亡44,000−92,000人減少。 米国民の塩分摂取量が一日3g減少した場合の効果をシミュレーションしたところ、年間で冠動脈疾患の発症が60,000−120,000人、脳卒中が32,000−66,000人、心筋梗塞が54,000−99,000人、総死亡が44,000−92,000人減少すると予測された。論文はNew England Journal of Medicine 2010年2月18日号に掲載された。 2005−2006年の米国民の一日塩分摂取量は、男性が10.4g、女性が7.3g。40歳超の集団には一日3.7gの上限値が推奨されている。著者らは、塩分摂取が一日3g減った場合の収縮期血圧の減少を、高い場合で3.51mmHg(高血圧患者では5.61mmHg)、低い場合で1.80mmHg(高血圧患者では3.60mmHg)と文献値か

    hotsuma
    hotsuma 2010/02/19
    1日3gの減塩で米国の年間死亡44,000-92,000人減少
  • http://blog.livedoor.jp/ytsubono/archives/51761743.html

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    hotsuma 2010/02/16
    夫が政治的暴力に暴露されると、性的暴力を含む夫からのDVが増加
  • 疫学批評:虐待など小児期の逆境経験で、肺がんリスク上昇。

    2010年02月05日 虐待など小児期の逆境経験で、肺がんリスク上昇。 米国の一医療保険組合に加入する成人17,337人を最長10年追跡したところ、虐待や両親の離別などの逆境経験がなかった場合と比べて、6−8件あった場合は、肺がんの入院や死亡のリスクが約3倍高かった。論文はBMC Public Health電子版に2010年1月19日掲載された。 1995−1997年に、小児期の逆境経験8件の有無をたずねた。8件は、感情的虐待、身体的虐待、性的虐待、母親への暴力、両親の離別、家族が薬物中毒、家族が精神障害、家族が刑務所入所。2005年末までの肺がんの入院歴を、医療保険組合のデータで確認した(64例)。また、肺がん死亡例を、全国死亡登録との照合で確認した(111例)。 その結果、小児期の逆境件数が増えるほど現在喫煙者の割合は高くなり、0件の場合は7.0%に対して6−8件の場合は17.0%

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    hotsuma 2010/02/09
    虐待など小児期の逆境経験で、肺がんリスク上昇
  • 疫学批評:テレビを見る時間とテレビが付いている時間が長いと、3歳児の攻撃性が上昇。

    2009年12月14日 テレビを見る時間とテレビが付いている時間が長いと、3歳児の攻撃性が上昇。 米国の3歳児3,128人の母親に問診したところ、児童がテレビを見ている時間が長く、家庭でテレビを付けている時間が長いほど、児童の暴力などの攻撃性が高くなった。論文は米国医師会の発行する小児科専門誌の2009年11月号に掲載された。 調査は米国の20都市で、3歳児の母親を対象に問診を行なった。母親の高卒未満の割合が3割だった。 著者らによると、児童や青少年のテレビ視聴時間が長いと攻撃性が高くなることを示した研究は多い。今回の研究の特徴は、3歳児という学齢前の幼児を対象にした点、児童自身がテレビを見ている時間だけではなく、家庭でテレビを付けている時間が長くても攻撃性が高まることを示した点、さらに多数の関連要因(母親の健康、母親の子育てに対する態度と行動、母親の受けた暴力、近隣環境、家庭の社会経

    hotsuma
    hotsuma 2009/12/14
    "テレビを付けている時間は、テレビ等のメディアに関するしつけと規則や、育児に対する全般的な態度を表す指標なのではないかと著者らは考察している。"
  • 疫学批評:出生時の父親と母親の高年齢で、子供の自閉症リスクが上昇。

    2009年11月09日 出生時の父親と母親の高年齢で、子供の自閉症リスクが上昇。 1989−2002年にカリフォルニア州で出生した全ての単生児7,550,026人と、その中の自閉症児23,311人を対象に調査を行なったところ、出生時の母親の年齢または父親の年齢が高くなるほど自閉症のリスクが上昇し、母親の年齢が10歳高いとリスクは38%高く、父親の年齢が10歳高いとリスクは22%高かった。論文はAmerican Journal of Epidemiology 2009年11月1日号に掲載された。 子供の出生時の父親と母親の年齢は州の出生証明で調査した。自閉症児は、自閉症児や発達障害児にサービスを提供する州当局に登録されている名簿で把握した。自閉症の有病率は、1,000人当たり3.1人だった。 子供が自閉症と診断されるリスクは、出世時の母親の年齢が25−29歳を基準とすると、20−24歳で

    hotsuma
    hotsuma 2009/11/11
    PDDの家族歴を持つ女性が個人的な予防策として若い時に出産するというのはありだと思った。
  • 疫学批評:性的虐待の経験で、その後の身体疾患のリスク上昇。

    2009年08月06日 性的虐待の経験で、その後の身体疾患のリスク上昇。 1980−2008年に報告された23件の論文をまとめたところ、性的虐待の経験があるグループは、ないグループと比べて、機能性胃腸障害(過敏性大腸炎など、2.43倍)、非特異的慢性疼痛(2.20倍)、心因性てんかん(2.96倍)。慢性骨盤痛(2.73倍)のリスクが高かった。論文はJournal of the American Medical Association 2009年8月5日号に掲載された。 一方、肥満、頭痛のリスクは高くなかった。性的虐待全体でみると、繊維筋痛症のリスクは高くなかったが、レイプの経験に限定すると、繊維筋痛症のリスクが高くなった(3.35倍)。 レイプ以外の性的虐待としては、性的暴力の脅し、加害者の性器を無理に見せられることや触らされることなどが含まれていた。 23件の研究のうち12件は米国

    hotsuma
    hotsuma 2009/08/06
    "性的虐待全体でみると、繊維筋痛症のリスクは高くなかったが、レイプの経験に限定すると、繊維筋痛症のリスクが高くなった(3.35倍)。" 何故レイプだけ? 線維筋痛症はあれはあれで独特のグループだと思う
  • 疫学批評:精神疾患の家族歴で、本人の発症、再発、重症化のリスクが上昇。

    2009年07月24日 精神疾患の家族歴で、人の発症、再発、重症化のリスクが上昇。 ニュージーランドの男女981人を3−32歳まで追跡したところ、大うつ病性障害、不安障害、アルコール依存、薬物依存について、三世代における家族歴の保有率が高いと、人の同じ疾患の発症、再発、重症化、医療利用増加のリスクが全般に高かった。論文はArchives of General Internal Medicine 2009年7月号に掲載された。 三世代における家族歴の保有率は、祖父母、父母、10歳以上の兄弟姉妹の人数を分母として、該当の疾患の既往がある者の人数を分子として計算した。その歳、一親等(父母と、同父母の兄弟姉妹)は1人、2親等(祖父母、異父母の兄弟姉妹)は0.5人として計上した。 一方、発症年齢については、家族歴の保有率と関係しなかった。この点について著者らは、うつ病の家族歴により人のうつ

  • 疫学批評:若年女子の摂食障害、祖母の高学歴、父母の高学歴と高収入、本人の好成績でリスク上昇。

    2009年07月14日 若年女子の摂障害、祖母の高学歴、父母の高学歴と高収入、人の好成績でリスク上昇。 1952−89年に生まれたスウェーデン若年女性13,376人の、12歳以上での摂障害(拒症や過症等)による入院リスクについて調べたところ、、母方の祖母が高学歴(6.49倍)、父母の高学歴と高収入(約2倍)、人の15歳の時の学業成績が良好な場合(国語9.28倍、歴史5.34倍、数学4.79倍)に、リスクが高かった。論文はAmerican Journal of Epidemiologyのサイトに2009年7月9日掲載された。 摂障害による入院は55人に生じ、その約半分が拒症だった。 父母の学歴と収入が高いほうがリスクは約2倍高かった。また、兄弟の存在はリスクを下げ、妹の存在はリスクを上げた。しかしこれらの結果は、いずれも統計的には誤差の範囲の結果に留まった。 摂障害の

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    hotsuma 2009/07/17
  • 疫学批評:失業率と自殺、殺人、交通事故死。

    2009年07月09日 失業率と自殺、殺人、交通事故死。 EU26カ国の1970−2007年のデータを用いて解析を行ったところ、失業率が1%上昇するごとに、自殺(65歳未満)が0.79%ずつ(EU全体で310人)、殺人は0.79%ずつ(40人)上昇する一方、交通事故死は1.39%ずつ(630人)減少した。論文はLancetのウェブサイトに2009年7月8日掲載された。 失業率が一年で3%を超えて急増すると影響はより大きく、自殺率は4.45%(1,740人)、アルコール乱用死は28%(3,500人)上昇した。 自殺率の上昇に関して年代別にみると、男性では30−44歳への影響が大きく(1.17%)、女性では15−29歳への影響が大きかった(2.07%)。 一方、雇用促進政策の支出を一人当たり10ドル増やすごとに、失業の自殺に対する影響は0.038%ずつ減少した。また、年間一人当たり190

  • 疫学批評:不況と自殺。

    2009年06月22日 不況と自殺。 経済危機と精神疾患、自殺との関連に関する論説が、British Medical Journal2009年6月20日号に掲載された。 著者によると、不況が自殺等に与える影響の疫学研究から、次のような知見が得られている。 ①失業者の自殺リスクは2−3倍。 ②①は精神疾患のある失業者を含めた場合だが、重度の精神疾患がない失業者の自殺リスクも1.7倍になる。 ③失業じたいではなく、失業の恐れや経済的困難などの雇用の不安定さは、精神障害のリスクを33%高める。 著者らは、次のような対策を提唱している。 ④最も重要なのは、新規の雇用を創出し、失業者に福祉を提供する社会政策である。この政策の中には、大学の定員を増員して、失業中の若者を受け入れることも含む。 ⑤保健省などの行政機関が、失業者に情報を提供し、雇用主や労働組合にも助言となる情報提供をすること

  • 疫学批評:父親の精神疾患が、小児の心理社会的発達に及ぼす影響。

    2009年05月08日 父親の精神疾患が、小児の心理社会的発達に及ぼす影響。 母親の精神疾患が子供に与える影響についてはこれまで多数の研究が行われてきたが、父親の精神疾患の影響については最近まで研究が乏しかった。研究の現状に関する論説が、2009年5月5日Lancetのサイトに掲載された。 著者らは文献検索により1,664件の候補を挙げ、最終的に108件の文献を引用して論じている。 うつ病 最も多く研究が行われている。男性の有病率は3-6%で、女性はその2倍。産後と小児期の父親のうつ病は、その後の小児の行動と感情の問題のリスクを高める。父親のうつ病の影響の大きさは、母親のうつ病の場合と同程度である。うつ病の父親を持つ青少年は、うつや自殺を含む心理的問題のリスクが高い。小児の行動上の問題は、父親がうつでも母親がうつでも差がないが、感情的問題は、母親がうつの場合の方が影響が大きい。 不