茨城県守谷市、ヤクルト本社、ヤクルト球団、茨城県の4者によるヤクルトのファーム施設移転に関する基本協定締結式が10日、茨城県庁で行われた。概要が公表され、守谷市総合公園(仮称、茨城県守谷市野木崎)内用地の一部に本球場、サブグラウンド、室内練習場、選手寮・クラブハウスを完備。2027年シーズンからの施設開業を目指す。 ヤクルト球団の衣笠剛代表取締役会長CEO(74)は「うれしいといいますか、念願がかなったということではその言葉に尽きようかと思う」と心境を吐露。現在の2軍施設(埼玉県戸田市)の老朽化や2019年の台風10号による水没被害を契機に移転先を探し始め、都心へのアクセスも良い同地に移転が決まった。 新たな〝燕の巣〟の全容が明らかになった。本球場は両翼100メートル、中堅122メートルでナイター設備も備わる。サブグラウンドは本球場と変わらぬ面積を有し、室内練習場にはブルペンを6レーン、打