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ブックマーク / note.com/travelingfoodlab (20)

  • えんどう豆ご飯|樋口直哉(TravelingFoodLab.)

    春の味覚、豆ご飯。作り方は大きく分けると、塩味で豆の香りを生かす場合と、出汁と醤油で味付けして旨味を強調していく2つのパターンがあります。今日は前者のパターン。 えんどう豆ご飯 米   2合 えんどう豆 100g〜150g(正味) 酒   50cc 塩   小さじ1/2コツは2つ。一つはエンドウ豆のさやからとった出汁で炊くこと。二つ目は豆は別に煮て、最後に混ぜることです。理由は後述します。 えんどう豆です。未熟なエンドウ豆をグリーンピースと呼びますが、スーパーで鞘付きで売られているのは完熟させたえんどう豆です。豆ご飯にしておいしいのは後者。そら豆と同様に鞘から外すと、その瞬間から鮮度が一気に落ちるのでできたら鞘付きを購入します。 以前、この鞘でコンソメをとりましたが、香りも味もある部位です。鞘は捨てないようにしましょう。 水500ccとエンドウ豆のさやをいれて火にかけます。弱火でことことと

    えんどう豆ご飯|樋口直哉(TravelingFoodLab.)
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    ht_s 2023/05/19
  • 焼きトマトソースの作り方|樋口直哉(TravelingFoodLab.)

    スーパーと道の駅に行ったところ、トマトがずらりと並んでいました。おいしいトマトが手に入ったときにはまとめてトマトソースづくりです。今日はとびきりおいしいトマトソースの作り方をご紹介します。 トマト 650g程度 ドライオレガノ 少々 にんにく    1片 オリーブオイル 25g 塩       3gまとめて作ったほうが楽なので、多めにできる分量です。トマトについて復習しておきましょう。 トマトは固くて薄い外皮(いわゆるトマトの皮)と外側の果肉壁、中央の芯、趣旨のまわりのゼリー質と果汁の4つで構成されています。果肉部分には糖やうま味成分が多く、ゼリー質と果汁部分には酸(とうま味成分)が多く含まれています。 よく料理書に載っているレシピには『トマトの種と果汁を取り除く』とありますが、あれは酸味を調整しているわけです。トマトの酸味はクエン酸やリンゴ酸なので、加熱しても揮発しないので、酸味を減らし

    焼きトマトソースの作り方|樋口直哉(TravelingFoodLab.)
  • 鋳鉄鍋とステンレス鍋、どっちが保温できる?|樋口直哉(TravelingFoodLab.)

    一気に普及した感のあるル・クルーゼやストウブなどのホーロー加工の鋳鉄鍋。鍋マニアであるスープ作家の有賀薫さんもホーロー加工の鋳物鍋について「鉄鍋ですので機能としては熱伝導は悪いですが一度あたたまると蓄熱性が高く、塊肉で長時間煮込むポトフや煮豚などにぴったりです」と書いていますが〈他の鍋よりも「蓄熱性」に優れている〉というのが定説です。それは当なのでしょうか?

    鋳鉄鍋とステンレス鍋、どっちが保温できる?|樋口直哉(TravelingFoodLab.)
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    ht_s 2020/12/21
  • 究極のマッシュポテトのレシピ|樋口直哉(TravelingFoodLab.)

    シンプルなマッシュポテトは人気のあるメニュー。肉料理だけではなく、魚料理などにも使える万能のつけ合わせです。今日は『究極のマッシュポテト』の作り方。 究極のマッシュポテトとはどんなものでしょうか? 世界一のマッシュポテトといえばまず偉大なシェフ、ジョエル・ロブションの『じゃがいものピュレ』が挙げられます。彼は「自分が三ツ星を穫れたのはじゃがいものピュレとグリーンサラダのおかげ」と語っていますが、ロブションはじゃがいもというありふれた材を究極の美味に変えました。 究極のマッシュポテト じゃがいも(ほくほくしたもの) 300g 牛乳(低脂肪でないもの) 100cc~ バター 75g 塩この究極のマッシュポテトのレシピはジョエル・ロブションのルセットを元にジェフリー・スタインガーデンとヘストン・ブルメンタールのメソッドを応用したものです。 まずはジャガイモの選び方から。じゃがいもには男爵や農林

    究極のマッシュポテトのレシピ|樋口直哉(TravelingFoodLab.)
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    ht_s 2020/10/01
  • うま味調味料のテクニック|樋口直哉(TravelingFoodLab.)

    うま味調味料は使い方がわかりにくい調味料で、家にあるけど何年も戸棚にしまいっぱなしというケースも多いと思います。外産業の現場では昔から使われていますが、その使い方が経験則的に伝わっていることが多く、体系化されてないことが原因でしょう。 はじめに結論を述べてしまうとうま味調味料は家庭では使いづらい調味料です。よく「味の素を入れると同じ味になる」のような意見を聞きますが、それは入れ過ぎです。業務用のようにつくる量が多ければそうした事態は起きづらいのですが、家庭では一回につくる量が少ないので、ちょっと入れ過ぎるとわけがわからない味になってしまいます。もちろん入れ過ぎを回避するテクニックもあるので、今回はそれらも紹介していきます。 うま味調味料はサトウキビの糖蜜を微生物発酵させてつくった調味料。うま味成分である昆布やトマトにも含まれるグルタミン酸ナトリウムを主成分としたものです。うま味調味料とい

    うま味調味料のテクニック|樋口直哉(TravelingFoodLab.)
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    ht_s 2020/08/28
  • 鶏もも肉のブレゼで肉料理の科学を理解する|樋口直哉(TravelingFoodLab.)

    肉を柔らかく煮こむのは意外と難しいもの。柔らかく煮込もうとしたのに、肉がパサ パサになってしまったり、煮汁は美味しくても肉自体の味がすっかり抜けてしまっ た、という失敗もあります。しかし、肉の加熱に関する原則を理解すれば、そのリス クを減らすことができます。 鶏のブレゼ トマト風味 鶏 もも肉 1枚 (ブライニング液 水 200cc 塩10g 砂糖 5g) 玉ねぎ 半分 トマトペースト 大さじ1 白ワイン 100cc (コニャック 30cc) ブイヨン 100cc(市販のブイヨンキューブ一個を300ccで溶いたもの)来のブレゼには他にもにんじんやにんにくなど様々な野菜が入ります。その理由は 後述しますが、今回は加熱の原則を理解するためにあえて小ない材料でつくります。 肉類を煮込む場合、一番むずかしいのは鶏肉です。その理由はコラーゲンが少ないため。簡単なのは反対にコラーゲンの多い豚や牛のバ

    鶏もも肉のブレゼで肉料理の科学を理解する|樋口直哉(TravelingFoodLab.)
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    ht_s 2020/04/18
  • アスパラガスのゆで方を復習|樋口直哉(TravelingFoodLab.)

    今日のテーマはアスパラガス。種を植えてから収穫まで3年かかるという不効率な野菜です。農家の方が手間をかけて育ててくれた野菜、せっかくなら美味しくべたいもの。基の茹で方をマスターして春の味を堪能しましょう。 今日、用意したのはグリーンアスパラガスです。他にホワイトアスパラガスがありま すが、これは品種ではなく栽培方法の違いによるもの。そのまま育てるとグリーンア スパラガスに、遮光して育てるとホワイトアスパラになる、というわけ。 まずは茹でる前に付け合わせの準備です。 市販の温泉卵を準備しました。卵の黄色が春を感じさせますし、卵とアスパラガスは相性抜群。このままでは盛り付けなどをするときに扱いづらいので沸騰した湯で表面を固めておきます。 30秒ほど加熱すればOK。温泉卵を使う理由は黄身に濃度がついているので、アスパ ラガスに絡みやすいから。絡みやすい、といえばこのアスパラガス。表面がつるつ

    アスパラガスのゆで方を復習|樋口直哉(TravelingFoodLab.)
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    ht_s 2020/04/18
  • 煮豚(角煮)の作り方|樋口直哉(TravelingFoodLab.)

    たっぷりと時間をかけてつくる、格的な煮豚(角煮)のレシピです。豚の角煮の肝は肉の味を逃さずにトロトロで、かつしっとりと煮上げるか、という点。このレシピは2017年にある料理雑誌に発表したものがベースになっています。従来のレシピと違うのは 1 砂糖と塩で豚バラ肉を漬ける 2 下茹でをせずに豚肉の味を生かす という2点。 豚角煮 豚バラ肉 600g  ブロックを購入し、3.5cm厚にスライス 塩    小さじ1/2(3g) 砂糖   大さじ1(9g) 昆布 5g 水  1L 大根   300g(1/4) 酒    150cc 砂糖   大さじ6 醤油   大さじ2 たまり醤油 大さじ3 塩    小さじ1/2 豚バラ肉は脂肪とコラーゲンが多い白い肉と赤い肉が層になっています。脂肪とコラーゲンが多い白い部分は高温で長く煮込むことでトロトロになりますが、反対に赤い部分はパサパサになってしまいま

    煮豚(角煮)の作り方|樋口直哉(TravelingFoodLab.)
  • 鉄のフライパンの再生とメンテナンス|樋口直哉(TravelingFoodLab.)

    知人の家で料理をしていたところ「最近、鉄のフライパンで卵を焼くとくっつんだよね」という話が。ちょっと見せてもらいましょう。 こ、これは良くない状態です。このフライパンで調理をすれば焦げ付く事態が想像できます。その理由は表面に焦げなどの汚れが付着しているから。 そもそもなぜフライパンに材がくっつくのか、を復習しておきましょう。フライパンの表面を顕微鏡でのぞくと、目に見えないヒビや突起があります。このでこぼこがフライパンに材がこびりつく物理的な原因です。 タンパク質を加熱するとお互いに反応しあって、網状組織をつくるわけですが、この時、鍋の金属イオンとも反応します。例えば熱くしたフライパンに卵液を注ぐと、凝固したタンパク質がこの凸凹にしがみつきます。つまり「くっついてしまう」のです。 一般的な解決策は油を注ぐことです。油は温度が高いほど流動性が高くなり、隙間を埋めることができるので、注ぐ前に

    鉄のフライパンの再生とメンテナンス|樋口直哉(TravelingFoodLab.)
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    ht_s 2020/02/23
    亜麻仁油高いので乾性油ならグレープシードオイルもおすすめ。これも安くはないけど亜麻仁油よりは安い。
  • トランスグルタミナーゼを使った成形ローストビーフ|樋口直哉(TravelingFoodLab.)

    今回登場するのはトランスグルタミナーゼを使ったテクニック。トランスグルタミナ ーゼはタンパク質架橋化酵素という肉や魚の身のタンパク質同士をくっつける接着剤 。ざっくりいうとプロテアーゼ(タンパク質分解酵素)の逆の働きをする酵素です。 味の素社が放線菌から取り出すことに成功し「アクティバ」という商品名で販売しています。ちなみにトランスグルタミナーゼは自然界にも多く存在し、特に動物の皮膚に多い酵素。正しく使えば安全なのでご安心を。 一般的にはかまぼこなどの水産加工の分野での活用が期待されている添加物で、このトランスグルタミナーゼを使用することで減塩も可能になるそう。また欧米ではグルテンフリーのパンに添加されていますが、料理の世界では肉の接着剤として使用されています。 例えば牛ヒレ肉のパイ包みをつくる時、ヒレ肉の先の細い部分はこれまで使えませんでしたがトランスグルタミナーゼを振って折りたためば1

    トランスグルタミナーゼを使った成形ローストビーフ|樋口直哉(TravelingFoodLab.)
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    ht_s 2019/08/23
    55℃からいけることはいけます。ただ本当に怖いですねこれ。 http://www.douglasbaldwin.com/sous-vide.html#Beef
  • チャーハンの作り方|樋口直哉(TravelingFoodLab.)

    チャーハンはいつかは取りあげたいと思っていたのですが、こだわりを持つ人が多いので躊躇していた料理でもあります。ご自慢の中華鍋を使い、格好良く鍋を煽ってつくりたい方もいるでしょうが、ここでは家庭用として一般的な26cmのテフロン加工フライパンを使い、シンプルな卵チャーハンを作ります。 チャーハンに簡単にコク味をつけてくれる材がラードです。ラード100%でつくり、味の素を一杯振りかけると懐かしの中華料理風の味になりますが、今回はもう少し洗練された仕上がりを目指します。 秘密はネギ油。 ネギ油 ねぎ 青いところ 1分 玉ねぎ  20g 生姜  10g ラード 100cc サラダ油 100cc昔はネギ油もラード100%で作ったようですが、最近は植物油を混ぜるお店も多いようです。 作り方は簡単です。ネギの青い部分のぶつ切り、玉ねぎ(先端とお尻の部分を使っています)、生姜(皮付きのまま厚めのスライ

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    ht_s 2019/04/28
  • 最高のおにぎりの作り方|樋口直哉(TravelingFoodLab.)

    なにを隠そう僕はおにぎりが大好きです。しかし、おにぎりをつくることは誰にでもできますが「おいしいおにぎり」を作るのは案外、難しいもの。最高のおにぎりに必要な要素は「ご飯がふんわりとして」「表面がベタつかずに噛むとほろほろと崩れ」「適切な塩味がついている」の3つ。 従来の作り方は ご飯がアツアツのうちに塩(または塩水)をつけた手にごはんをとり、三角形(または俵型)に握るというもの。 まず、ご飯を手で握ると雑菌が付着し、それが時間経過とともに増殖し味を損ねるのでここから見直すことにしましょう。ラップを使っておにぎりを包むのは今では一般的ですよね。 適切な塩味を探るまず適切な塩分濃度を比較検討しました。 前述の記事にあるYuka方式を採用し、広げたラップに塩を振ったところに、ご飯をのせて軽く丸めます。 ご飯の量は100gとしました。コンビニエンスストアのおにぎりも通常、一個100g以上に設定され

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    ht_s 2019/04/28
  • 食と生活「豊洲でお寿司と低温調理チャーシュー」|樋口直哉(TravelingFoodLab.)|note

    いよいよ、年末も差し迫った感じがしてきました。 12/6日にピースオブケイクの新オフィスを見学してきました。僕は学校卒業してからキッチンで働き、その後、作家になってしまったので、オフィスで働いた経験がほとんどないのですが、働く環境って大事ですよね。 先日、買い物ではなく、観光客として豊洲市場に行ってきた話から。僕は1/17刊行予定(発売日、めちゃくちゃ伸びましたが、僕のせいではなく原稿は10月刊行のスケジュールで上げたので、出版社の都合です。当に出るのか?)の料理が思い通りにいかずに心が折れそうなのですが、寿司でもべて気分転換しよう、ということで。 新橋からゆりかもめにのって市場前駅で降り、案内通りに行くと豊洲市場に行けます。 魚市場なんで来は観光する場所でもないんですが(千客万来施設が予定通り開業できていれば状況はまったく変わっていたはずですが……)、かなりの人で賑わっておりまし

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    ht_s 2018/12/15
  • 〈食と生活〉オレンジのクリームブリュレ|樋口直哉(TravelingFoodLab.)|note

    べ物を扱うnote中毒の話からはじめるのは気が引けるが、こうした事件が起きるとがっかりする。調理不足の熊肉は論外だが、別に牛肉や鶏肉、豚肉にだって(ジビエに比べれば遥かに少ないが)リスクはある。先日、雑誌を読んでいたらあるシェフが110度のコンビオーブンで子牛肉を芯温52℃まで加熱する料理披露していた。 ウェルシュ菌は53℃までは増殖を続けるので、芯温52度で一瞬という調理はリスクが高い。個人的にはやはり54.4℃以下での加熱は避け、菌が適切な数まで滅菌されるまで加熱を続ける=パスチャライズするのが原則だと考えている。もっとも、品安全の専門家に聞くと安全の基準は曖昧なパスチャライズではなく「75度で1分」と言うので、味と安全の兼ね合いは難しく、ここに料理する人の気持ちが揺れる余地がある。とはいえ、仔牛肉はもう少し加熱をしたほうがおいしいと思うのだけれど、どうだろうか。 ここ十年、

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    ht_s 2018/12/15
  • 鶏そぼろの作り方|樋口直哉(TravelingFoodLab.)|note

    昨日は炒り卵を作ったので、今日は鶏そぼろの作り方です。これでお弁当が完成、という感じ。それでは材料です。 鶏ひき肉 200g 濃口醤油 大さじ3 上白糖  大さじ3 酒    大さじ3こちらも炒り卵と同様に砂糖が結構、入ります。あとは酒をたっぷり使うのがポイントで、鶏の臭みが抜け味もよくなります。 鶏挽き肉はとにかく鮮度が落ちやすい部位です。ドリップが出ていることが多いので、キッチンペーパーで表面の水気をふきとるのが最初のコツ。 鍋にすべての材料を入れて火にかけます。 かき混ぜながら中火で加熱していきます。炒り卵と違って、水分が多いので、こちらは鍋にくっつきません。鶏肉に火が通ってタンパク質が凝固してしまえば、鍋肌にくっつくこともないのです。鶏肉に火が通るまで水分が残っている必要があるので、最初の段階である程度の水分量が必要です。そこを担当するのが多めの酒というわけ。 箸を二組くらい持って

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    ht_s 2018/12/15
  • 炒り卵の作り方|樋口直哉(TravelingFoodLab.)|note

    僕の炒り卵の特徴は砂糖が多めに入ること。炒り卵は卵を完全に凝固温度以上まで加熱するので、パサつきがち。そこで思い切って甘めの味付けにすると砂糖の持つ保水性のお陰でしっとりします。 卵 2個 上白糖 大さじ1 塩   一つまみ ボウルに卵を割り入れて、分量の砂糖と塩を加え、よく溶きます。 フライパンを弱火にかけて、かき混ぜながら熱していきます。小さな雪平鍋でつくるのが定番ですが、鍋肌にこびり付いて洗うのが大変なので、テフロン加工のフライパンを使っています。 なぜ、材がフライパンにくっつくのでしょうか? タンパク質は熱を加えることで化学反応を起こし、網状組織をつくりますが、金属イオンとも反応します。鍋に材がくっつくのはタンパク質と金属が物理的に結合してしまうから。一見すると滑らかに見える鍋の表面もミクロで見えると凸凹しているので、そこにタンパク質が入り込んでしまうともう剥がれません。テフロ

    炒り卵の作り方|樋口直哉(TravelingFoodLab.)|note
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    ht_s 2018/12/15
  • ソーセージのケチャップ和え|樋口直哉(TravelingFoodLab.)|note

    お弁当の定番、ソーセージのケチャップ和えの作り方をご紹介します。子供の頃、お弁当に入っているとなんとなくうれしい料理でした。 ソーセージのケチャップ和え ソーセージ 6 ケチャップ 大さじ2 みりん   大さじ1うちの母などはソーセージのケチャップ和えをつくるときは切り込みを入れたソーセージを炒め、そこにケチャップを入れていました。しかし、ソーセージの特性を考えるとそのやり方はソーセージのポテンシャルを生かしていないことがわかります。切れ目から肉汁が流出してしまうからです。 ソーセージは結着力を高めた肉を腸などのケーシングに詰めて、湯煮や燻製にかけたもの。すでに加熱されているため、そのままでもべることができます。とはいえソーセージをおいしくべためには塩を加えた湯でボイルするなど加熱して、脂を溶かす必要があります。この時、重要なポイントは温度で、例えば100℃に沸騰させた湯で加熱すると

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    ht_s 2018/12/15
  • 不思議な赤いゆで卵~恐竜の卵風~|樋口直哉(TravelingFoodLab.)|note

    海外で最新調理テクニックとしてよく紹介されるのが半熟卵です。日ではラーメン屋さんの味玉でお馴染みなので珍しくもないのですが、半熟の卵はModernist cuisineでも紹介されています。外国人には新鮮みたいです。 ところがModernist cuisineのレシピをそのままやってもどうしても上手くいきません。(卵の大きさの違いなど色々あるのです)そこで彼らのレシピをベースに微調整したバージョンをご紹介します。 中がとろとろ卵 Liquid Center Egg 卵 4個 ビーツジュース 200cc(250gくらいのビーツを絞る) 赤ポルト酒 80cc 塩 さて、まずは着色のためのビーツの液体からつくりはじめます。ビーツ1個を準備 して皮を剥きます。 これをジューサーミキサーにかけます。液体が200ccあれば大丈夫ですが、半量でもできないことはありません。 ビーツのジュースが200cc

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    ht_s 2018/12/15
  • 完璧なゆで卵の作り方|樋口直哉(TravelingFoodLab.)|note

    完璧なゆで卵をつくるにはまず、卵黄と卵白の凝固温度を復習する必要があります。白身は63度から固化しはじめ、70度で黄身が固化します。つまり、63度以上70度以下の温度につけておけば温泉卵ができるというわけで、とろとろの半熟が好みなら70度以下の加熱にとどめ、やや固いのが好みなら中心部の温度を80度に近づけるようにすればいい、というわけ。 しかし、ゆで卵が難しいのは白身と黄身という二つの異なる凝固温度の物質を一度に求める温度まで加熱しなければいけないからです。正直、料理のなかで最もレシピが書きづらいのがゆで卵ではないでしょうか。 例えばレシピに「冷蔵庫から出したての卵を使いましょう」と書いたとします。しかし、冷蔵庫の庫内温度の設定はぞれぞれ。業務用の4℃かもしれませんし、家庭用の10℃かもしれません。卵の初期温度が違えば調理時間も当然変わってきます。さらに卵は一つ一つ形やサイズが異なるのです

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    ht_s 2018/12/15
  • ワンランク上のオムレツを作るコツは15分前に塩を入れること|樋口直哉(TravelingFoodLab.)

    オムレツは卵料理の代表的存在。オムレツには焦げ目をしっかりとつける外国式の方法と、木の葉型に折り込み焦げ目をつけない日式の2種類が存在します。後者のオムレツは僕が調理師学校に入った時の卒業課題の1つで、布巾を卵に見立てて、フライパンの柄をトントンと叩くのを練習したものです。 オムレツ 1個分 卵   3個 L玉使用 塩   小さじ1/4(1g)  (指3でつまむとだいたい1gです) バター 大さじ1(12g) 今日は特になにも加えずに基のオムレツをつくりますが、卵になにを加えるか、というので難易度と味が変わります。 『水(又は炭酸水)』を加えると加熱した際の蒸気が増え、大きな気泡ができるので軽く仕上がります。ただし、味が薄くなるのが難点です。 『牛乳』は水と同じようにふわふわ感が増しますし、さらにタンパク質が加わることで卵のタンパク質の結合が阻害され、やわらかめに仕上がります。 牛乳

    ワンランク上のオムレツを作るコツは15分前に塩を入れること|樋口直哉(TravelingFoodLab.)
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    ht_s 2018/12/15
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