クリックして拡大する【サブカルちゃんねる】大学生が推薦・討論・投票して選ぶ文学賞が大学読書人大賞。今年は関大現代文学研究部の和田晴子さん(右端)が推薦した冲方丁「天地明察」が選ばれた(谷口隆一撮影) 大学生が読んで、大学生たちに勧めたい本を選ぶ文学賞が、2008年に創設された大学読書人大賞。4回目の今年も、候補となった6作品について、6人の大学生が壇上で熱い討論を繰り広げ、関西大現代文学研究部の和田晴子さんが推した冲方丁(うぶかた・とう)さんの「天地明察」が大賞に輝いた。 ■試練に向かっていく姿 大学読書人大賞は、全国の大学にある文学系サークルの投票で5作品から6作品を候補としてノミネート。各作品についてサークルから推薦文を募り、最も優れた推薦文を投稿したサークルが、公開討論会の場で改めて推薦理由を話して得票を競う。社会人とは違った立場で、自分の生き方や社会のことを考えられる感性から選ばれ