大貫卓也さんのしつこさは尋常ではない。 「こだわり」ということばは、ぼくは大嫌いで使わないのだが、 この人にだけは使ってもいいような気がする。 例えば、このとしまえんの広告。 「ことしはとしまえんの7つのプール用に1000台のデッキチェアを用意した」 という広告なのだが、 なんと実際に1000人の人に水着姿でデッキチェアに寝そべってもらうという 手のかかる撮影をやってのけている。 といっても、モデルさんを1000人やとうなんて予算はない。 「会社関係友人関係、ありとあらゆる知り合いをかき集めて2日がかりでスタジオで撮った」 んだそうな。 チェックはしていないが、同じ写真が2カ所に使われているなんてことはないらしい。 と思ったら、これ。 おなじみ、1993年のカンヌ国際広告映画祭でグランプリをとった日清カップヌードルの広告だが、 ここに出てくる100人ほどの原始人役の人たちを選ぶのに、大貫さ
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