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ブックマーク / dance300.hatenadiary.org (23)

  • 「dancetoday2013ダブルビル」 島地保武+酒井はな ユニット〈アルトノイ〉&関かおり インタビュー - ダンスの海へ 舞踊評論家・高橋森彦のblog

    10/18(金)〜20(日)、彩の国さいたま芸術劇場にて行われる「dancetoday2013ダブルビル」は、国内外のダンス界の先端で活躍する若手振付家に焦点を当てた企画だ。過去2回では、unit-Cyan ユニット・シアン(金森穣 井関佐和子)、廣田あつ子×中村恩恵、C/Ompany(大植真太郎 柳雅寛 平原慎太郎)、 伊藤郁女、 KENTARO!!を取り上げてきた。先鋭的であるだけでなく、しっかりとしたダンスのベースを持ち、幅広い世代に訴求する要素のある表現を行うアーティストを起用しているという印象である。 バレエ情報サイト「Ballet Factory」(運営:健康ジャーナル社)のコラムにおいて今回登場する2組へのインタビューを企画した。 「dancetoday2013ダブルビル」 インタビュー特集vol.1 島地保武+酒井はな ユニット〈アルトノイ〉 http://www.bal

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  • 2012年の10大(重大)ニュース! - ダンスの海へ 舞踊評論家・高橋森彦のblog

    新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 昨年も話題豊富な舞踊界でした。例年ならば一年を振り返る回顧記事を掲載しバレエ・ダンス公演を細かく振り返るのですが、今年は思うところあって辞します。 というのも、あるところで1年を振り返るという趣旨の文章を目にしたのですが、その内容があまりにも酷かったからです。 【1/8追記】日刊紙やまともな専門媒体等に載ったもの、キャリア・実績ある筆者によるものではありません。念のため。誤解招いたならばお詫び申し上げます。 まず、「なぜ」「どうして」という説明もほとんどなく実演家の名前をひたすら羅列するのが不自然。しかも、一部意図的に無視したり、当てつけのように貶している。非常に疑問を抱きました。実演家を「上げ下げ」しようという態度が見え隠れする。いや、露骨に見えたのです。権威主義的な尊大さを感じずにはいられません。 また、守備範囲でな

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  • 強烈に不在する魂〜 ピナ・バウシュとアキコ・カンダの追悼公演から - ダンスの海へ 舞踊評論家・高橋森彦のblog

    2009年に世を去った振付家ピナ・バウシュ。その死から早く3年が経ち、6月30日、ピナの命日にピナ作品の映像上映とピナの舞台音楽を担当し晩年の彼女と親交のあった音楽家・三宅純を中心としたライブ演奏による「ピナ・バウシュ トリビュート」が行われた。会場は多くのピナ作品が上演された新宿文化センター大ホール。 前半、ピナみずから出演した『カフェ・ミュラー』の映像が上映された。ピナの踊る生の舞台も観ているし映像でも観たことがある。在りし日のピナの踊る姿を観て「ああ、もうピナはこの世にいないんだな」という痛切な思いにとらわれた。 後半のコンサートでは、「フルムーン」などの劇中使用楽曲だけでく今回のために三宅が書き下ろした曲も披露された。が、やはり強い印象を残したのが「フルムーン」の劇中曲であり、映画「PINA」の予告編にも使われた名曲「Lilies of the Valley」。それと映画のエンドロ

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  • 第56回 岸田國士戯曲賞に矢内原美邦&ミクニヤナイハラプロジェクトvol.6『幸福オンザ道路』について - ダンスの海へ 舞踊評論家・高橋森彦のblog

    第56回岸田國士戯曲賞(白水社主催)の選考会が2012年3月5日(月)東京神田神保町・學士會館で行なわれ、ノゾエ征爾『○○トアル風景』、藤田貴大『かえりの合図、まってた卓、そこ、きっと、しおふる世界。』、矢内原美邦『前向き!タイモン』が受賞作に決定した。劇作家の登竜門である同賞において3人受賞となるのは30年ぶり。 http://www.hakusuisha.co.jp/kishida/award.php なかでも矢内原美邦はダンスを中心に異分野のアーティストが集うニブロールを主宰し振付家/舞踊家として知られる。いっぽうで、個人プロジェクト「ミクニヤナイハラプロジェクト」を立ち上げ、主に演劇作品を発表してきた。上演台が受賞作となった『前向き!タイモン』は2011年9月1日〜5日東京・こまばアゴラ劇場、2011年9月23日〜25日京都・京都府立文化会館にて上演された。シェイクスピアの「ア

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    hyougen
    hyougen 2012/03/07
  • 舞踏のメッカ・テルプシコール公式ホームページ開設 - ダンスの海へ 舞踊評論家・高橋森彦のblog

    昨秋、東京・中野にあるスタジオ、テルプシコールの公式ホームページが開設された。 http://www.studioterpsichore.com/ 不覚にも、つい先日情報が流れてくるまで知らなかった。 テルプシコールは舞踏のメッカとして知られる。1981年に設立されたこのスタジオの命名者は舞踊評論家の故・市川雅。舞踏史を飾る多くの舞台が上演されてきた。コンクリート剥き出しの無機的な空間で、こじんまりとしているが、多くの舞踏家たちの血と汗がにじんでいるような歴史の重みを感じさせる。聖域といえるかもしれない。新人の登竜門「舞踏新人シリーズ」が行われ、若手のデビューの場ともなっている。 このスタジオは毎月「テルプシコール通信」というものを出しており、舞踏批評等も載っているが、基的に定期購読しないと読めないようだ。公演情報を得るにもチラシ頼みだったので、公式ホームページができ、情報を出してくれる

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    hyougen 2012/02/08
  • Contemporary Dance ResearchのHP - ダンスの海へ 舞踊評論家・高橋森彦のblog

    “「コンテンポラリーダンス」について、その独自な美的効果・演出を美学的に探究し、公演実態を調査し、国際的に比較することによって、その全容を把握することを目的”とするHPができたということなのでご紹介しておく。 Contemporary Dance Research http://www.cdr-net.com/index.html 平成18年以来の文部科学省科学研究費による研究の成果のうち、平成18年度〜平成20年度までの研究が報告書としてまとめられている。研究分担者は尼ヶ崎彬(学習院女子大学教授・研究代表者)、貫成人(専修大学教授)、副島博彦(立教大学教授)、石渕聡(大東文化大学専任講師)、丹羽晴美(東京都写真美術館学芸員)、島津京(東京芸術大学大学美術館学芸員)、荒谷大輔(江戸川大学准教授)。 また来たる2月26日にシンポジウムをもよおすようだ。 コンテンポラリーダンス第3回研究集会の

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  • 名古屋市民芸術祭賞 舞踊部門に2011年 テアトル・ド・バレエ カンパニー公演「白鳥の湖」(深川秀夫版) - ダンスの海へ 舞踊評論家・高橋森彦のblog

    名古屋の秋を彩る芸術文化の総合的なイベントとして知られる「名古屋市民芸術祭」(10月〜11月に開催)。平成2年からスタートし、音楽・演劇・舞踊・伝統芸能・美術・文学・生活芸術の5部門にわたって、主催事業・参加公演を実施している。 参加公演において特に優秀な公演に対し「名古屋市民芸術祭賞」を、特に表彰に価する公演に「名古屋市民芸術祭特別賞」が贈られる。 2011年度の市民芸術祭賞・市民芸術祭特別賞が16日、発表された。3公演に名古屋市民芸術祭賞が、1公演に名古屋市民芸術祭特別賞が贈られる。 2011 市民芸術祭賞・市民芸術祭特別賞 http://www.bunka758.or.jp/id_shimingeijyutsusai.html 舞踊部門は2011年 テアトル・ド・バレエ カンパニー公演「白鳥の湖」(全幕)。 以下、授賞理由。 古典の名作にオリジナリティーと工夫を持ち込んで幻想美を息づ

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  • アキコ・カンダをあらためて追悼する - ダンスの海へ 舞踊評論家・高橋森彦のblog

    モダンダンスの第一人者のひとりアキコ・カンダ(名・神田正子)が亡くなったのは9月23日のことだった。昨年10月より肺癌を患い、芸能活動と闘病を両立させていたが、9月9日〜11日まで青山円形劇場で開催されたリサイタル『花を咲かせるために〜バルバラを踊る〜』に病躯をおして出演したのち入院し、世を去ってしまった。公演中は劇場と病院を行き来して輸血を受けながら舞台に立っていたという。 最後となったリサイタル冒頭のソロ『生命(いのち)のこだま』では、弱弱しげに佇み踊るなかにも生への意思をひしと伝える。後半の『バルバラを踊る』では、はかなくも凄絶に生命を燃やし尽くすかのような懸命なアキコの踊りに慄然とさせられながらも、いついかなるときでも一切の虚飾を廃し純粋にダンスと向き合ってきた彼女らしく儚くもピュアで美しい踊りに魅了された。この公演の模様については先だって「讀賣新聞」(東京社版)夕刊に「生命燃

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    hyougen 2011/11/09
  • 芦屋大学にバレエコース新設 - ダンスの海へ 舞踊評論家・高橋森彦のblog

    この夏報道されたのでご存知の方も少なくないだろうが、芦屋大学(兵庫県芦屋市)が来年4月、経営教育学部経営教育学科にバレエコースを新設する。 公益社団法人日バレエ協会の薄井憲二会長を客員教授に招いて、バレエを中心に学びながら経営学等についても履修する。バレエに特化したコースは全国初という。 芦屋大がバレエコース新設 全国初、来年4月 http://www.kobe-np.co.jp/news/kyouiku/0004402347.shtml 上記記事によると、初年度は、約20人の入学を想定しているという。プロ養成の場ではないが、バレエに関わり続けていきたい人に技術の習得と経営学等を学べる場を提供することを目的にしているようだ。 バレエというものが広く社会に認知されていくきっかけのひとつとなることを願いたい。 以下、大学の公式情報(10/15に説明会) 経営教育学部 - 経営教育学科 バレエ

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  • 「日本バレエのパイオニア−バレエマスター小牧正英の肖像−」糟谷里美 著 - ダンスの海へ 舞踊評論家・高橋森彦のblog

    さる7月30日、東京小牧バレエ団が戦後バレエの先駆者として知られる故・小牧正英(1911〜2006年)の業績を顧み「小牧正英生誕100年記念公演1」を新国立劇場オペラ劇場にて催した。演目は小牧正英の手によって邦初演されたフォーキン・バレエの名作『ペトルウシュカ』『シェヘラザード』の二立てだった。大掛かりな装置を用い出演者多数を要する二作の同時上演は世界的にも珍しいはずで話題を呼んだ。 時を同じくして小牧に関する著作が上梓された。「日バレエのパイオニア-バレエマスター小牧正英の肖像-」糟谷里美 著である。著者は舞踊研究者で昭和音楽大学専任講師。舞踊教育学(バレエ教授法)、舞踊分析学を専門としている。 日バレエのパイオニア―バレエマスター小牧正英の肖像 作者: 糟谷里美出版社/メーカー: 文園社発売日: 2011/08/01メディア: 単行この商品を含むブログ (7件) を見る コン

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  • 相次ぐ情報誌・カルチャーマガジンの休刊、そして舞踊関連メディアの現在・未来 - ダンスの海へ 舞踊評論家・高橋森彦のblog

    先日、ぴあ株式会社がイベントなどの情報誌「ぴあ」首都圏版(隔週刊)を7月21日発売号で休刊することを発表したのは周知のことだろう。昨年6月には中部版、同10月には関西版が休刊に。39年の歴史を持つ老舗情報誌はすべて休刊になるようだ。 ぴあ、首都圏版を7月に休刊 ネット普及で読者減少 http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819696E0E0E2E3E08DE0E0E2E6E0E2E3E39C9C91E2E2E2 ネットを通じての情報収集が容易になって、情報誌が売れなくなったようだ。一時代を築いたカルチャーマガジンで、株式会社インファス・パブリケーション発行の『STUDIO VOICE』は部数低迷により2年前に休刊し、『コンポジット』『インビテーション』の編集長を務めた菅付雅信が鳴り物入りで立ち上げたカルチャーマガジン

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    hyougen 2011/04/29
  • ニブロール新作『THIS IS WEATHER NEWS』 - ダンスの海へ 舞踊評論家・高橋森彦のblog

    「あいちトリエンナーレ2010」パフォーミングアーツ部門にて世界初演されたニブロールの新作『THIS IS WEATHER NEWS』。これは彼らの10周年記念作品『Romeo OR Juliet』(2008年)以後初となる劇場での新作発表である。 ニブロールといえば、ディレクター・システムを採用していることで知られる。振付の矢内原美邦を中心に映像、音楽、衣装、制作というスタッフたちが議論を重ね協同作業しながら作品を作り上げていくスタイルだ。いっぽうで矢内原はニブロールを離れて自身の個人企画を実現するミクニヤナイハラプロジェクトを展開し演劇作品やソロダンスを制作してきた。映像の高橋啓祐とのoff nibrollの活動も行っている。そして今年は春に「矢内原美邦ダンス公演」と銘を打たれた『あーなったら、こうならない。』が行われた。「生と死」というものを切実に真摯に扱って胸に迫る作品だったが、今

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  • コンテンポラリー・ダンス 男性振付家の躍進 - ダンスの海へ 舞踊評論家・高橋森彦のblog

    先日、横浜にあるニュースポット、象の鼻テラスというところで、まことクラヴ『事情地域ヨコハマ』を観た。まことクラヴは“部活動”を自称し、野外でのゲリラ的なパフォーマンスを行ったり、劇場でもダンスだけでないさまざまなアイデアあふれる演出で楽しませてくれるグループ。今回の作品は、2006年に吉祥寺シアターで初演された『事情地域』(じじょうちいき→きちじょうじ、という言葉遊びから付けたらしい)のシリーズであり、地元ネタを織り込んでいる。これまでも山口、金沢でご当地版が作られているようだ。 まことクラヴ公演 『事情地域ヨコハマ』 さて、『事情地域』の吉祥寺での初演は「Three men's Choreography」という企画においてだった。これは、まことクラヴ(遠田誠)、金魚(鈴木ユキオ)、梅田宏明という男性の振付家の作品を並べたトリプル・ビルだったのだが、当初、なぜこの三人を並べるのか?とセレク

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  • 「ローザンヌ・ガラ2010」にみる現代バレエの現在形と未来のゆくえ - ダンスの海へ 舞踊評論家・高橋森彦のblog

    1989年に行われた「ローザンヌ国際バレエコンクール東京開催」を記念して、その会場となった青山劇場を舞台に繰り広げられるガラ・コンサート「ローザンヌ・ガラ」が3回目を迎えた(8月7日所見)。同コンクール東京開催の際に名誉総裁を務められ、バレエのみならず舞台芸術全般に造詣深くいらっしゃった故・高円宮憲仁親王殿下のメモリアルでもある。今回は、1989年のローザンヌ・東京開催の際にゴールドメダルと高円宮賞を獲得した熊川哲也が芸術監督を務めるというのが大きな話題。前回、前々回同様、プロ・ダンサーへの登竜門であるローザンヌ国際バレエコンクールの受賞者で内外において広く活躍する日人ダンサーを中心とした出演者が好演をみせた。 2004年の初回には同年の受賞者・贄田萌の、金色の粉を塗したようなオーラ抜群な踊りにノックアウトされ、2007年の前回は2005年、2006年に神戸で観劇・感激!!して「ダンスマ

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  • 「2010年トルコにおける日本年」関連ダンス公演ほか - ダンスの海へ 舞踊評論家・高橋森彦のblog

    今年は日とトルコの友好関係の起点として知られるエルトゥールル号遭難事件から120年を迎えた。それに伴って、「2010年トルコにおける日年」が開催され、その参加公演中心にさまざまな文化事業やイベントが行われている。 トルコの現代演劇・舞踊界の話題といえばイスタンブール国際演劇祭。先日閉幕した17回目の同演劇祭には、新国立劇場ダンス公演「能楽と春の祭典」が参加し、平山素子『春の祭典』&森山開次『弱法師』が上演された。今年は舞踏の室伏鴻『クイック・シルバー』も上演され、室伏や鈴木ユキオが出演し、ワークショップも行ったようだ。 今後もトルコでは今月の17日にアスペンドス、19日にイスタンブールにおいて、世界的に著名であるチャイコフスキー記念東京バレエ団が第24次海外公演ツアーの一環としてベジャール作品を上演するほか、10月には、日舞踊の菊の会公演「日のおどり」伝統と創造が催されるなど、「2

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    hyougen
    hyougen 2010/06/15
    今年はトルコの年なんだ。
  • 「踊りに行くぜ!!」10周年記念BOOK刊行に際して - ダンスの海へ 舞踊評論家・高橋森彦のblog

    2000年から始まったJCDN「踊りに行くぜ!!」10周年記念BOOKが3月に完成した。 データ豊富でエッセイや座談会等の内容も盛りだくさん。緻密な編集ぶりがじつに見事である。平成21年度文化庁芸術団体人材育成支援事業の助成を受けてのもので発行部数は1,000部らしいが、今後のダンス研究等にも必須になるであろう一冊だ。 「踊りに行くぜ!!」は、全国のパフォーマンススペース間のダンス巡回公演プロジェクトとして、これまでに258組のアーティストが参加し43の地域で公演を行ってきた。各地の振付家/ダンサーたちが、さまざまな地域で公演を重ねていく過程で作品が育ち、同時に、全国のダンス関係者同士のコミュニケーションを活発にしてきた。地域間のダンス事情の距離を解消する試みとして成果をあげている。そして、各地の観客に新鮮なダンス作品をどんどん紹介していくことで創客活動も行ってきた。 コンテンポラリー・ダ

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  • 2009舞踊回顧 - ダンスの海へ 舞踊評論家・高橋森彦のblog

    今年もたくさんの公演が行われました。バレエ、コンテンポラリー・ダンス中心に観ましたが、質的に高いものが散見され鑑賞者としてうれしい限り。東京/関東圏では多様多彩な公演が連日あり、創作作品のバラエティの豊かさはなかなかのもの。関西や名古屋等で観る機会を得たバレエ・ダンスにも実り豊かなものがありました。「事業仕分け」による文化予算の削減が舞台芸術界に激震を与えましたが、創造活動とともに芸術の力を社会の多くの人にアピールしていくことがより求められます。 年間回顧として細かに書いてもいいのですが、自己満足の開陳を目的としないので、フォローしていない分野等はあまり触れません。つらつらと個人・団体名を列挙したり、舞踊界ベストなどと1個人で1番から10番までみたいな順位付けするような不遜(かどうかわかりませんがそうとられても仕方ない)なこともしません。とはいえ、国内公演のうち36公演を感動した、印象に残

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  • 石井歓が死去 - ダンスの海へ 舞踊評論家・高橋森彦のblog

    作曲家・元全日合唱連盟理事長の石井歓さんが11月24日、肺炎で死去されたそうです。88歳。同じく作曲家である石井眞木と石井五郎はそれぞれ弟と叔父に当たります。父はいうまでもなく日の洋舞のパイオニアである石井漠。 http://www.asahi.com/obituaries/update/1203/TKY200912030194.html 1952年西ドイツに留学し、ミュンヘン国立音楽大学作曲科・指揮科を修了。『カルミナ・ブラーナ』で知られる、かのカール・オルフにも師事しています。1954年に帰国後、桐朋学園大学を振り出しに各地の大学で教鞭をとり、全日合唱連盟理事長等の要職を歴任しました。無論、作曲家・指揮者としても活躍。紫綬褒章等を受けています。 舞踊音楽の作曲も手がけ、ことに『神とバヤデーレ』(1950年)やバレエ組曲『まりも』(1962年)等で知られましょう。後者は、北海道の阿

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    hyougen 2009/12/03
  • 下村由理恵、勅使川原三郎に紫綬褒章 - ダンスの海へ 舞踊評論家・高橋森彦のblog

    先日、フラメンコ舞踊の小島章司がめでたく文化功労者に選ばれましたが、それに続いて秋の叙勲においてバレリーナの下村由理恵、舞踊家の勅使川原三郎が紫綬褒章を受けています。これもキャリアある人でもなかなか受章できない狭き門です。 下村の受章で目を惹くのが、その受章年齢の若さ。現役バリバリのプリマが選ばれるのは異例のこと。叙勲・褒章歴からみると、下村は現時点で既に日のバレエ人のなかで最高峰に足を踏み入れたことになります。女性では、橘秋子、服部智恵子、友井唯起子、貝谷八百子、松山樹子、谷桃子、太刀川瑠璃子、牧阿佐美(文化功労者)、佐多達枝、小川亜矢子、小林紀子、大原永子、森下洋子(文化功労者)、川口ゆり子らに続く存在。吉田都ともども早期の受勲が光ります。海外でのキャリアやフリーランスとしての活動の圧倒的な成果からすれば納得のいく選出でしょう。 勅使川原の受賞は、実績やキャリアからいって順当といえる

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  • 現代舞踊は変わりつつあるのか? それとも・・・ - ダンスの海へ 舞踊評論家・高橋森彦のblog

    わが国のダンス・シーンにおいてバレエ/コンテンポラリー/モダンといったジャンルの壁がいまだ強固に存在します。非バレエのアートダンスとしては、近年、コンテンポラリー・ダンスが隆盛を誇り市場を拡大してきました。舞踊ジャーナリズムの援護も手厚い。いっぽう、現代舞踊といえば、コンテンポラリー・ダンスの陰に隠れている印象。しかし、近年は、モダン/コンテンポラリーという枠組は比較的緩やかな感も。 コンテンポラリー・ダンスの優れたアーティストの少なからぬ人たちも、現代舞踊や大学ダンス、児童舞踊出身です。「横浜ダンスコレクションR」コンペ部門では2005年以降、現代舞踊系の振付家の作品が決選に残ることも増えてきました。JCDN「踊りに行くぜ!」でも、現舞系や大学ダンス系の若手アーティストが選出され、各地でパフォーマンスを披露しています。現代舞踊サイドから、優れた逸材が出ているというのは事実。現代舞踊を中心

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