まさに一撃必殺だった。プロボクシングWBA&IBF世界バンタム級タイトルマッチ12回戦が現地時間10月31日、米ネバダ州ラスベガスのMGMグランドで行われ、統一王者・井上尚弥(27、大橋)がジェーソン・マロニー(29、オーストラリア)に7ラウンドKO勝利。WBA王座は4度目、IBF王座は2度目の防衛に成功した。 井上にとっては新型コロナウイルス禍ということもあって、WBSS決勝ノニト・ドネア戦以来、約1年ぶりの実戦となった。マロニーは22戦21勝の成績を誇っていたが、試合開始のゴングと同時に井上が主導権を握る展開に。6ラウンドにはカウンターでの左フックでこの日初のダウンを奪うと、続く7ラウンドにその破壊力を見せつける。 マロニーが攻撃に入ろうとした瞬間にカウンターの右ストレートを浴びせる。この一撃が鮮やかに顔面をとらえると、マロニーは膝から崩れ落ちた。必死に立とうと正座のような姿勢になった
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