7月に開幕する国際芸術祭「あいち2022」に参加する作家の顔ぶれが決まり、30日、芸術祭事務局が発表した。現代美術展、パフォーミングアーツ、ラーニング・プログラムなどの企画に32の国と地域の出身者100組が参加する。 日本の作家は約40組。現代絵画の奈良美智さん、音響詩人として海外で活躍する足立智美さん、福祉施設で生活しながら作陶をつづけている小寺良和さん、東日本大震災の被災地から詩を発信している詩人の和合亮一さんら、芸術祭の枠を広げる多彩な人選だ。 海外からは作曲家のスティーブ・ライヒさん、映像作家のアピチャッポン・ウィーラセタクンさんら、ビッグネームが並んだ。 愛知県ゆかりの4人の物故作家も名を連ねた。野外美術空間「養老天命反転地」で知られる荒川修作。絵画とパフォーマンスを越境した岸本清子。陶芸の領域を広げた鯉江良二。 日付だけを記した作品を自らの生存確認として48年間にわたって描いた