建築好きなら夏期休暇を利用して、有名建築を見学しに各地を訪れた経験があることだろう。しかしながら昨今の猛暑を考えると、東京にいながらにして涼しい美術館やギャラリーで建築の世界に浸るというのも一つ手かもしれない。 ここでは、リニューアルを控えた「練馬区立美術館」の改築も担当する建築家・平田晃久の個展や、建築事務所向けの紙製模型のプロジェクト「テラダモケイ」によるこれまでの取り組みを紹介する展覧会などを取り上げている。また、日本を代表する建築デザイン専門誌『GA JAPAN』が毎年開催している「現代世界の建築家展 INTERNATIONAL」も、建築ファンなら必見だ。 平田晃久 人間の波打ちぎわ (C) 平田晃久建築設計事務所練馬区立美術館・貫井図書館 模型 建築家の平田晃久(ひらた・あきひさ、1971年〜)がこれまでに手がけた、または現在進行形のプロジェクトを、未来への展望も踏まえて紹介する