多分そろそろ紙媒体ではできないことをWEBでやる小説が増えてくると思うが、その場合のWEB文芸誌とかWEB論壇誌というのはどういう形になるだろうか。論壇誌はブログ論壇がその代理だと言えるだろうが、小説はどうか。投稿サイトとかがそうなのだろうか。しかし物足りない気がする。 ・WEBでなければならない必然性があるか WEBでやることはコストがすごく低い。しかし、同時に、ただ紙媒体に乗れない質の低い言説の寄せ集めになっても困る。ここでやることの積極的意義を持った作品を読みたい。例えば、画面が液晶であるとか、音楽や動画を組み合わせられるとか、リンクを使えるとか、ハイパーテキストを使えるとか、その辺を生かす意志がネットのアマチュア創作家には欠けている気がする。 WEB的思考というか、WEB的内面とでもいうものに中身も変化せざるを得ないだろう。自然主義リアリズムみたいなのとか安易な「私」の私小説とかを