ほかほかごはんに好きな具材を合わせるだけ。シンプルで安くて、だれにでも作れるおむすび。 なのに、口にすると不思議な満足感がーー。そこに秘められた "おむすびの心" を探るべく、創作野菜料理家・宮本しばにが、日本中のおいしいおむすびを巡り、レポートをお届けします。 今回は、西林浩史さんとそのお母さまであるきくみさんが結ぶ、なつかしいホイル包みのおむすびです。 西林浩史さんはスケートボードなどを販売する会社を横浜で経営されていましたが、子供を育てる生活環境や食べ物のことを考えて、4年前に家族で引越しを決意。 「畑をやるにも、生活するにも、基本は水。水が一番大事です」と語る浩史さん。 会社は人に任せて故郷である長野に移り、今は飯綱高原のスキー場で貸しボード屋、食堂、イベント企画など様々な活動をしながら、畑で野菜を作ったり、その野菜で加工食品を作ったりと、大忙しの日々を送っています。 学生時代