当たり前のようだが、これが考えられていない。 要は、これまでの制度との整合性を図ろうとする政府と、目先の選挙に縛られる政治家により、現状維持プラスアルファ、正確に言うと、現状維持マイナスイプシロンで、なんとかごまかしきって逃げ切り、あわよくば、将来も破綻しないといいなあと淡い期待をしている、というのが現状だろう。 これに対して、既に受給者となっている人々は減らされたら困る、かなり先に受給者となると位置づけられている人々は、どうせもらえないからどうでもいい、というスタンスだ。 したがって、これだけ重要なのに、シンプルな建設的提案が意外と出にくい構造となっている。 では、我々は、自然で素直な案を考えようよ、というのがこの記事の趣旨だ。 さて、それならどのような公的年金制度が良いか。 上述したことと矛盾するようだが、あまり自由に考えすぎてもいけない。いけないというより決まらない。公的年金なんか要
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