2011年01月03日17:58 カテゴリ欧州危機[edit] フランスの視点で見るPIIGS危機 PIIGS危機の過程でフランスの口が少ないと、私は感じ続けている。 PIIGS危機の帰趨では、欧州連合(EU)が壊れてしまう可能性もある。欧州連合はフランスの国際政治上のパワーを維持する生命線だから、もっと発言(=コミット)があっても良いはずなのに・・・腑に落ちないので少し考えていた。 欧州連合を造ったのは、フランスが中心となって、ドイツの持つ強力な力(軍事力&経済力)を行使できないように封じ込めるためだった。 フランスは二度の欧州内の大戦に国土が巻き込まれて疲弊した。口(外交交渉術)では大国意識が残っているが、手(武力&経済力)は小国化した。ドイツを二度と立ち上がれないように切望するもフランス一人では何もできないという状況下でフランスのジレンマは大きかった。 周辺諸国と共同して強力で優秀な