<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2011年02月18日 (金)時論公論 「中東に広がる反政府デモ」 ■チュニジアとエジプトの独裁政権が、 相次いで民衆のデモによって倒されました。 アラブ世界では前例のない出来事は、大きな衝撃波となって、 中東、北アフリカの国々に、次々と飛び火しています。 地図をご覧ください。 黄色に示した国で、反政府デモが起きています。 そして、今、この時点で、注目されていますのは、 バーレーン、イエメン、リビア、そして、イランです。 ■王制や共和制、政治体制の違いはありますが、 いずれの国も、強権・独裁色が極めて強く、 野党の政治活動や報道・言論の自由が著しく制限されています。 強大な治安機関と秘密警察のネットワークがあり、 政権に反対する者は、行動する前につきとめられ、 厳しい弾圧を受けます。 政権に近い者とそうでない者との間に差別や格差があり、