『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』(俣野成敏、中村将人著、日本経済新聞出版社)の冒頭では、「多くの人がうすうす気づいていながら、できれば直視したくないと感じている」可能性のある問題に焦点が当てられています。 今、この国は大きな問題を抱えています。日本のお金の問題は、すでに抜き差しならぬものになっています。ここまできたら今までと同じ方法ではもう、解決できません。もっと思い切った手を打つべき待った無しの状況です。(「はじめに」より) ところがそんななか、国は従来の方法をさらに強化するばかり。解決どころか、「ますます問題を大きくしているように思える」という著者の指摘は、決して的の外れたものではないでしょう。たしかに、いまこそお金について考える必要が私たちにはあるのかもしれません。そこで本書では、多くの人が知りたいと感じているに違いない "お金の真実"を明らかにしているわけです。 ま