■概要設計 ウォータフォール型のシステム開発は、大きく分けると「概要設計」「基本設 計」「プログラム開発・テスト」となります。概要設計は、建築で例えると建 物のコンセプト、規模、仕様、おおまかなデザインなどを決定するフェーズで す。開発が一部のサブシステムなど小規模の場合は、いきなり基本設計から始 める場合もあります。 概要設計は、 (1)システムの目的を認識し、 (2)システムの目標を設定、 (3)システムの目標実現のための業務設計を行い、 (4)プログラム開発するべき機能を洗い出す といった手順で行ないます。 システムの目的とは、顧客が何故システムを新規で開発しようとしているのか、 という事で、例えば本当に一例ですが「全社損益の早期把握」などです。 システムの目標とは、システムの目的の範囲内で実現するべき改善目標です。 上記のシステムの目的の例に対する目標