一方で、やはりチームに内在する課題、目をそむけたくなるような現実と向き合うことも、やはり大切だ。 ポジティブの渦の中のネガティブ チームがポジティブになっているとき、成果が出ているとき、つまり「いい状態」のとき。こういったポジティブの渦の中にいるというのは、良いことではある。成果が出ていてその上楽しい!という状態なのだから。 しかし、そういった状態の中にいるときだからこそ、感じた違和感を外に出しづらいという問題がある。群衆が熱狂しているときに、誰も自分が率先して「王様の耳はロバの耳だ!」と声を上げたくないのだ。 「心理的安全性のあるチームなら、不都合な真実だって声をあげられるはずだ!」そう、それはその通り。でも、チームがそこまでの状態になっているとは限らない。ではどうするかというと、「仕組み」でカバーするのだ。 いくつか「不都合と向き合う」仕組みを紹介する。 象、死んだ魚、嘔吐いきなりエグ