Gitのブランチ戦略にはいくつかあります。 Gitフロー GitHubフロー GitLabフロー チームの戦略を考えるときにどれかを参考にしつつカスタマイズするときにいろいろ不都合が生じてしてきて複雑になってしまうことってありますよね? 社内でブランチの管理の議論をする中で、ブランチの役割を明確にした上で、どのブランチがどのような役割を持っているのかを明確にした方が混乱が少なくなるのではないか? というのを考えていました。 特に、プロジェクトごとに同じ名前でも役割が違うなー、というのとかもあり、ブランチ名=役割ではなく、ブランチの上位概念として役割を考えて、それを実際のブランチとの対応づけを行う必要があるのではないかな、と。 CI/CDと組み合わされることで、releaseブランチ==ステージング環境となってしまい、ステージング環境を使いたいリリース前のブランチと、ホットフィックスの検証の
より良いコミットメッセージを残すことは Git を使った開発をする上で重要なことです。優れたコミットメッセージは、それを読んだ人がコードを理解するのに大いに役立ちます。 では、どのようなメッセージが良いもので、どのようなメッセージが悪いものなのでしょうか? それについて掘り下げていきたいと思います。 基本的な Git Commit Message の書き方 詳しいところは、以下の3サイトを参照してください。特に「How to Write a Git Commit Message」には基本がすべて書かれています。 How to Write a Git Commit Message https://cbea.ms/git-commit/ Gitのコミットメッセージをうまく作成する7つのルール (「How to Write a Git Commit Message」の和訳記事) https://
春の入門祭り2024の2記事目です。 Gitは、出自としては1週間で作られたLinuxカーネルのための分散バージョン管理システムでした。当時のワークフローに合わせてパッチをテキスト化してメールに添付できるような機能だったりが備わっています。 一方で、現代のGitは、デファクトスタンダードなバージョン管理システムになりLinuxカーネル以外のアプリケーション開発で利用されています。分散バージョン管理ではあるものの、サーバー・クライアント型の使われ方をしていて、GitHubやGitLabを核にして、ローカルで作ったブランチをpushして、Pull Requestの形にして管理しています。少なくとも周りで見る限りでは、それ以外の使われ方の方が少なくなってきてます。そんなこんなで求められている使われ方が変わってきていて、それに合わせた機能がぼちぼち増えています。それを活用することで、ウェブ画面上で
Conventional Commits 人間と機械が読みやすく、意味のあるコミットメッセージにするための仕様 Conventional Commits 1.0.0 概要 Conventional Commits の仕様はコミットメッセージのための軽量の規約です。 明示的なコミット履歴を作成するための簡単なルールを提供します。この規則に従うことで自動化ツールの導入を簡単にします。 コミットメッセージで機能追加・修正・破壊的変更などを説明することで、この規約は SemVer と協調動作します。 コミットメッセージは次のような形にする必要があります: 原文: <type>[optional scope]: <description> [optional body] [optional footer(s)] 訳: <型>[任意 スコープ]: <タイトル> [任意 本文] [任意 フッター] あな
ドワンゴ教育事業 バックエンドエンジニアのtakuminishです。 現在、私は教材入稿ツールの開発チームに所属しています。 教材入稿ツールは昨年の2023年06月に社内向けに正式リリースされた比較的新しいツールであり、リリース当初はリリースノートに関する運用について検討が進んでいませんでした。 リリースノートは開発メンバーが手動で作成しており、内容も前回リリース後にマージされたPRタイトルとリンクを箇条書きで記載しているだけの簡素なものでした。 また、PRタイトルのフォーマットも存在しなかったため、英語で記載されたタイトルと日本語で記載されたタイトルが混在している、ユーザ影響度がタイトルからわからないといった問題もありました。 そこで、教材入稿ツール開発チームではリリースノートの運用として、Conventional Commitsを導入するとともに、conventional-change
merge_vs_rebase_vs_squash.md I get asked pretty regularly what my opinion is on merge commits vs rebasing vs squashing. I've typed up this response so many times that I've decided to just put it in a gist so I can reference it whenever it comes up again. I use merge, squash, rebase all situationally. I believe they all have their merits but their usage depends on the context. I think anyone who sa
今朝へんな夢を見ました。深夜に石作の古い建物の中で、必死に古いGitリポジトリーのメンテナンスを行っていました。😅 日々の開発でGitは空気のように使っていますが、Gitは長年使っている開発者でも数年に1つ、新しいコマンドに出会えます。 Gitの特徴 バージョン管理システムとしては、Git以前にもSubversion(SVN)やCVS、RCSなどありました(全て使った事があります😅)。一番の特徴は分散管理(分散リポジトリー)だと思います、これについてはWikipediaやネットの情報を参照して下さい。 もう1つの特徴は、たくさんの機能がある事だと思います。SVNやCVSはシンプルで一端コミットしてしまったものは変更できませんが、Gitはコミットログの変更や複数のコミットをまとめたりなど、希にしか使わないですが、プログラマーにとって便利な機能が多数あります。それらが健全なリポジトリーをメ
Note 本記事の内容は Linus 氏の発言が人を傷つける場合に筆者がそれを良しと考えるといった意図はございません 少し古い記事になるが、 Linus Torvalds 氏 の GitHub に対する苦言が記事になっていた。 LinuxカーネルにNTFSドライバーが追加、トーバルズ氏はGitHub経由のマージに苦言 - ZDNet Japan Linus 氏が GitHub について苦言を呈するのは今に始まったことではない(後述)が、 別に GitHub のすべてを否定しているわけではない。[1] では一体何が不満なのか。Linus 氏の理想とする git の開発フローを考察した上で、整理してみたい。 Linus 氏の理想 結論からいうと、 「意味あるコミットを作れ」「コミットを大事にしろ」 という思想が伺える。 では 「意味あるコミット」「大事にされたコミット」 とは何なのか。 筆者な
Coding Essentials Guidebook for Developers This book covers core coding concepts and tools. It contains chapters on computer architecture, the Internet, Command Line, HTML, CSS, JavaScript, Python, Java, SQL, Git, and more. Learn more! Decoding Git Guidebook for Developers This book dives into the initial commit of Git's C code in detail to help developers learn what makes Git tick. If you're curi
19 Dec 2022 Progress: Complete Not much of a project, but this might be useful for some folks. Here's how I am currently keeping track of all the configuration for my laptop. The system I've settled on is copied from other people – tracking dotfiles as a git repo – but taken to its extreme where the entire root filesystem is trackable. Importantly, Any file on the machine can be added to the dotfi
semantic-commit-messages.md Semantic Commit Messages See how a minor change to your commit message style can make you a better programmer. Format: <type>(<scope>): <subject> <scope> is optional Example feat: add hat wobble ^--^ ^------------^ | | | +-> Summary in present tense. | +-------> Type: chore, docs, feat, fix, refactor, style, or test. More Examples: feat: (new feature for the user, not a
本記事のモチベーション 約8年前、Gitを使い始めたときに以下の記事を公開したところ、想像以上の反応をいただきました。 当時はSubversionからGitに移行し、試行錯誤をしている中だったこともあり、多くの反応をいただけたことはモチベーションのひとつでした。 ただ、時が経ち、当然かもしれませんが現在は当時と違う書き方をしており、思想として変わっていない部分はあるものの、今でもときどきLikeをいただく中で、アップデートを全くしないのは誠実じゃないなと感じていました。 というわけで、現在のフォーマットも数年後には変わっている可能性が高いですが、その時々のスナップショットを公開することにも何らか意味があるかなと思い、「今の僕はこうコミットメッセージを書いているよ」というのをまとめました。 Gitを使う環境 開発フローやホスティングサービスごとのUIのdiffによって、最適なフォーマットは変
みなさんこんにちは、電通国際情報サービス(ISID)Xイノベーション本部ソフトウェアデザインセンターの佐藤太一です。 この記事では、Git を使った仕事のやり方(以降は Git ワークフローと記載)を設計する上での検討事項を説明します。 これによって、読者の皆さんがGitワークフローを適切に定義できるようになることを主たる目的としています。 また、筆者の能力不足によって記載しきれなかった考慮事項について、より深く Git を使いこなしている識者からの指摘を受ける機会を得ることを副次的な目的とします。 この記事には書かれていないものの、検討すべき事項について知見のある方はブログ記事を書いたり、Twitter等のSNSで指摘してくださるとありがたいです。 はじめに 基本的な考え方 Git ワークフロー設計における考慮事項 チームの人数 monorepoの検討 参考文献 プロジェクト管理ツールと
Zenn や GitHub の Markdown から利用できる Mermaid には「Git ブランチを表現する」機能があります。 その機能を利用してみたところよい感じだったので、記述方法やカスタマイズについてなどを記事にしてみます。 Git ブランチを表現するとは? ドキュメントでブランチの説明などを読んでいると下記のような図(グラフ)を見かけるかと思います。 図 1-1 AA によるブランチのグラフ A---B---C---D develop \ E---F---G topicA \ H---I---J topicB Mermaid の Gitgraph Diagrams を利用することにより、このような感じで表示できるようになります。 図 1-2 Mermaid によるブランチのグラフ 基本的な使い方 Mermaid 用コードブロックの先頭で gitGraph を記述し、Git の
株式会社JMDCでモバイルアプリエンジニアをやっている @mrtry です。入社した当初、モバイルアプリチームのエンジニアは私一人だったのですが、現在では4人になりました。最近はPull Requestのレビュー数も爆増しており、とても疲弊しがちです(嬉しい悲鳴)。たいへんポイントを減らすために、最近Pull Requestまわりの運用を整えたので、今日はその話をしたいと思います。 Pull Requestのレビューがたいへん 現在、モバイルアプリチームでは、3つのプロダクトの開発をしています。各プロダクトに1名ずつassignされており、リードエンジニアとして私が一通りレビューをしている状況です。そんなこともあり「Pull Requestのレビューがたいへん」というのが最近の悩みでした。 Pull Requestのレビューをするとき、私は以下のような観点でレビューしています。 機能仕様レ
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