テレビは見る側を楽しませるもの。あるいは有用な情報を伝えてくれるもの。人を傷つけたり、悲しませるものではない。わざわざ書くまでのことではなく、誰にでも分かっている話だろう。 さて、日本テレビで15日に始まった新連続ドラマ『明日、ママがいない』(水曜午後10時)について、熊本市の慈恵病院が「差別に満ちた内容。子供の人権侵害につながる」として、日テレに放送中止を求めると発表した。全国児童養護施設協議会も日テレに抗議文を出すという。 日テレは放送中止も視野に入れ、軌道修正を考えるべきだろう。BPOなどの判断を待つまでのことではない。たとえ大半の人が喜ぶドラマであろうが、傷つく少数派を切り捨てて良いということにはならない。 人を傷つける「大嘘」をついてはならない このドラマの舞台は児童養護施設。登場する施設長(三上博史)は、子供たちに対して暴言を吐いたり、顔を叩いたり、日常的に虐待を行っている。親
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