芸能人の地位向上を目指す団体「日本エンターテイナーライツ協会」(ERA)は6月9日、東京都内で設立記者会見を開いた。共同代表理事の佐藤大和弁護士は「これまで芸能案件に多数携わってきて、芸能人側の知識・経験の不足、社会常識の欠如を感じた。事務所側と対立構造をとらずに、芸能人を支援していきたい」と抱負を語った。 この協会は今年5月、芸能人の活動や私生活を守るために、社会や法律にかんする知識向上を支援するなどし、業界を健全に発展させることを目的に発足した。柱としている活動は、(1)芸能人の権利を守る、(2)セカンドキャリア形成を支援する、(3)芸能人の地位を向上させる――ことだ。 対象には、タレントやアーティスト、自分の能力で創作・表現活動をしている人たちが広く含まれている。会員向けのメールマガジン発行や勉強会を予定しており、将来的には「政策提言」も目指す。ホームページを通じて相談も寄せられてい