「生きていくのに水が必要なように、経営にとってITは不可欠」。豊田通商の清水順三社長はこう断言する。同社は2007年度までに150億円のIT投資を実施。その後の5年間で250億円超をつぎ込む。メインフレームならハードウエアまでわかると話す清水社長は「ITに投資対効果を求める時代ではない。景気後退時でもIT投資は継続する」と強調する。 5年間で総額250億円超という積極的なIT投資を計画されています。 必要だから投資する。それだけです。 ひと昔前に「大うそIT」というのがありました。ITを使うと何人削減できるとか、紙が何枚減りますと言っていたやつです。投資対効果を「見える化」して、投資の判断基準にしていた。今でもそういうことをおっしゃる方は意外と多いようです。 「それは間違っている」と言ったら言い過ぎかもしれませんが、もう効果がどうのこうのという時代ではない。だってITがなければ仕事ができな
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