新年度第1回の助教の会は数理6研の林浩平さんに「Generalization of Tensor Factorization and Applications」というタイトルで話して頂きました。林さんは3月に奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科で博士号を取得し、4月から日本学術振興会特別研究員として数理6研に所属しています。 林さんは博士課程の間からデータマイニングにおけるテンソル分解 (Tensor Decomposition) と呼ばれる手法を研究しています。今回は二つの話題を紹介していただきました。前半はノイズにガウス分布を仮定しない多種多様な要素を持つテンソルに対するテンソル分解、後半はテンソルに低ランク性を仮定しないテンソル分解です。 前半のお話は、一昨年の国際会議ICDM2010で発表[1]された、多種多様な(ヘテロな)要素を持つテンソルに対するテンソル分解です。 そもそも