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literatureに関するinmymemoryのブックマーク (1,381)

  • 塚本邦雄 - Wikipedia

    邦雄(つかもと くにお、1920年8月7日 - 2005年6月9日)は、日の歌人・詩人・評論家・小説家。 朝日歌壇の選者の前川佐美雄に師事。第一歌集『水葬物語』(1951年)は、斬新なあまり歌壇から黙殺されたが、三島由紀夫に注目された。 寺山修司、岡井隆とともに「前衛短歌の三雄」と称され、独自の絢爛な語彙とイメージを駆使した旺盛な創作を成した。若い頃の別名に碧川瞬、火原翔(この二つは、日現代詩歌文学館にて確認 )、菱川紳士( 士 は省かれる場合もある )等があり、晩年の教授時代の学生たちとの歌会では鴻池黙示を好んで使った。それでも、著書目録にある単行や文庫には、これらの著者名で出版されたものはない。 長男は作家の塚靑史、現在「玲瓏(短歌結社)」の発行人。 生涯[編集] 滋賀県神崎郡南五個荘村川並(現東近江市五個荘川並町)に生まれる。父方の塚家、母方の外村家はともに近江商人

  • 須永朝彦 - Wikipedia

    須永 朝彦(すなが あさひこ、1946年(昭和21年)2月5日[1] -2021年(令和3年)5月15日 )は、歌人、小説家、評論家。幻想的な作風が特徴。栃木県足利市出身。 生涯と作品[編集] 少年時代から和歌・短歌・俳句・詩などに親しみ、在原業平、和泉式部、式子内親王、藤原良経、藤原定家、與謝蕪村、与謝野鉄幹、與謝野晶子、北原白秋、木下杢太郎、日夏耿之介、安西冬衛などを愛誦。日古典は『源氏物語』などの王朝物語や戦記から中世の短篇物語、江戸文芸全般に至るまで広く親しむ一方、能・浄瑠璃や歌舞伎など。近代文学は森鷗外・幸田露伴・泉鏡花・谷崎潤一郎・佐藤春夫・稲垣足穂・三島由紀夫など。外国文学はE.T.A.ホフマン、スタンダール、メリメ、トーマス・マンなどを愛読。17歳の頃、三島の評論・エッセイから澁澤龍彦、森茉莉、ジャン・ジュネ、テネシー・ウィリアムズ、サドなどの文芸を教えられ、眼を灼かれる

  • デーヴィッド・ハーバート・ローレンス - Wikipedia

    デーヴィッド・ハーバート・リチャーズ・ローレンス(David Herbert Richards Lawrence, 1885年9月11日 - 1930年3月2日)は、イギリスの小説家・詩人・評論家。 ノッティンガムシャー出身。1908年にノッティンガム大学を卒業した後、小学校の教員となり、1911年に小説を出している。1912年から1914年にかけてドイツに渡り、1914年イギリスに帰国後結婚した。『息子と恋人』(1913年)、『虹』(1915年)、『チャタレー夫人の恋人』(1928年)など人間の性と恋愛に関する小説を発表したが、発禁処分を受けたものもある。 ローレンスの作品は性を大胆に描写し、また、近代文明が人間生活にもたらす悪影響を主題としているものが多い[1]。易しくぶっきらぼうな言葉で書かれているのが特徴である[2]。 日では第一次世界大戦後の1920年代頃に注目されはじめ、ロー

    デーヴィッド・ハーバート・ローレンス - Wikipedia
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    inmymemory 2021/04/12
    「D・H・ロレンス詩集・全6巻(国文社)」の翻訳により田中清太郎が1970年第7回日本翻訳文化賞受賞
  • トーマス・ハーディ - Wikipedia

    イギリス指定建造物として保存されているドーチェスターのマックス・ゲート トーマス・ハーディ(Thomas Hardy OM, 1840年6月2日 - 1928年1月11日)は、イギリスの小説家、詩人。ドーセット州出身。トマス・ハーディと表記されることもある[1]。 生涯[編集] 生い立ち[編集] 1840年、トーマス・ハーディは6月2日、イングランド南部、ドーセット州の州都ドーチェスターの近郊の小さな村ハイアー・ボックハンプトン(Higher Bockhampton)に生まれた。先祖はフランスから渡来したらしいが、同名の父は石工の棟梁で、母はサクソン系の地主の家柄のジマイマ・ハンド。彼はその4人兄弟の長男として生まれ、弟妹にメアリー、ヘンリー、キャサリンがいた[2]。村の周囲には、のちに作品の架空の舞台となるエグドン・ヒースのような、ヒースの生い茂った荒野があった。読書家の母の影響で幼少時

    トーマス・ハーディ - Wikipedia
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    inmymemory 2021/04/11
    「トマス・ハーディ全詩集 I・II(中央大学出版局)」の翻訳により森松健介が1996年第33回日本翻訳文化賞受賞
  • ミハル・アイヴァス - Wikipedia

    ミハル・アイヴァス(チェコ語: Michal Ajvaz, 1949年10月30日‐)は、チェコの作家。 経歴[編集] 1949年、プラハで生まれた。父はロシア・イェウパトーリヤから移民してきたクリミア・カライム人で、母はチェコ人の家庭であった。1967年にカレル大学に入学してチェコ語文学と美学を学んだが、大学を終了することなく1974年に退学。その後はさまざまな職を転々とした。1989年まで作品発表の機会を奪われていたが、1989年に詩集"Vražda v hotelu Intercontinental"(インターコンチネンタル・ホテルで起きた殺人)を刊行してデビュー。1996 年から 1999 年まで"Literární noviny"(文芸新聞)の編集長を務めた。 現在は、執筆のかたわら、プラハの理論研究センターの研究員を務めている。 受賞[編集] 2004年:ヤロスラフ・サイフェル

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  • :G・ルネ・ホッケ『文学におけるマニエリスム』 - 古本ときどき音楽

    /// G・ルネ・ホッケ種村季弘訳『文学におけるマニエリスムⅠ―言語錬金術ならびに秘教的組み合わせ術』(現代思潮社 1971年) G・ルネ・ホッケ種村季弘訳『文学におけるマニエリスムⅡ―言語錬金術ならびに秘教的組み合わせ術』(現代思潮社 1977年) この2冊も学生時分に買って、大切に置いておいた。当時、自分の関心に沿えばどうしても読まないといけないで、とても読みたいのに、それが強すぎて、何となく敬遠してしまうというが何冊かありました。少しページをめくって見て難しそうなので、このが理解できないのではという恐怖心が先に立って読めなかったというのが当のところです。いま読んでみると、たしかに分かりにくい。 このを難しくしているのにいろいろありますが、一つの原因は、〈〉や−の符号が至る所にちりばめられていて、見た目にもページがごてごてしてその意味が判然としないところです。あちこち見まし

    :G・ルネ・ホッケ『文学におけるマニエリスム』 - 古本ときどき音楽
  • プレシオジテ - Wikipedia

    プレシオジテに多大な影響を与えたランブイエ侯爵夫人 プレシオジテ(Préciosité)は、17世紀フランス王国の上流社交界に現れた、言語や作法に洗練を求める風潮のこと。1620年頃から1680年頃にかけて出現し、特にサロンにて発展していった。モリエールの戯曲『才女気取り』において攻撃されたように、滑稽な面もあったが、フランス文学や社会に果たした貢献は大きい。 語源[編集] 17世紀当時、サロンに出入りする才媛をプレシューズ(Précieuses)、男性ならプレシュー(Précieux)と呼んだ。「Précieux」はラテン語「Pretiosus」に由来する言葉で、形容詞の「Précieuse」、その名詞形「Préciosité」はこの言葉から派生したものである。これらの言葉は文学的には「気取った」「凝った」とか「才女たちの」くらいの意味であったが、1650年頃になって才女を気取る女たちを

    プレシオジテ - Wikipedia
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    inmymemory 2020/03/19
    J.モンテマヨルの牧歌小説の影響を受け、H.デュルフェの牧歌小説「アストレ」は17世紀の上流社会に影響を及ぼし、プレシオジテの源流となった。
  • グスタボ・アドルフォ・ベッケル - Wikipedia

    グスタボ・アドルフォ・ベッケル(Gustavo Adolfo Bécquer, 1836年2月17日 - 1870年12月22日)は、スペインの詩人、散文作家。抒情詩に優れ、スペインの国民的詩人とされる。名はグスタボ・アドルフォ・クラウディオ・ドミンゲス・バスティーダ(Gustavo Adolfo Claudio Domínguez Bastida)[1]。グスターボ・アドルフォ・ベッケルと表記される場合もある[2]。 健康と家庭に恵まれず、不遇の生涯を送った末に夭折。死後に唯一の詩集『抒情詩集』を遺した。スペイン近代詩の源流として高く評価され、後世の詩人に大きな影響を与えた。 生涯[編集] セビリアに生まれる。父は著名な風俗画家であったホセ・ドミンゲス・ベッケル。8人兄弟の5番目であった[3]。5歳で父と、10歳で母と死別[1]。伯母に引き取られる。孤児のために設置された海員学校に入学

    グスタボ・アドルフォ・ベッケル - Wikipedia
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    inmymemory 2020/03/08
    『抒情詩集』には愛の歓喜や苦悩、孤独、死の予感など内的世界が真摯に歌われ、スペイン近代詩の先駆け、スペインロマン主義の最高傑作としてフアン・ラモン・ヒメネスら後世の詩人に多くの影響を与えた
  • 英雄叙事詩(えいゆうじょじし)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    叙事詩の中でも,ことに民族的英雄や歴史を歌いあげた長詩。古代,中世の文学に多く,荘重雄大な独特の詩型が用いられる。《イーリアス》《オデュッセイア》《ラーマーヤナ》《ベーオウルフ》《ローランの歌》《ニーベルンゲンの歌》など東西各国にみられる。→武勲詩 →関連項目アポロニオス(ロドスの)|クードルーン|ヒルデブラントの歌|ヘーリアント

    英雄叙事詩(えいゆうじょじし)とは? 意味や使い方 - コトバンク
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    inmymemory 2018/12/31
    それぞれの民族・国民特有の理想像である英雄の伝説を中心とした韻文形式の文学。「イリアス」「オデュッセイア」「ベーオウルフ」「ニーベルンゲンの歌」などがその例。
  • イリアス/オデュッセイア : 世界史の窓

    『イリアス』/『オデュッセイア』 いずれもホメロスの作とされる、ギリシアの英雄叙事詩。『イリアス』はミケーネ文明期のトロイア戦争を題材とし、『オデュッセイア』はその後の英雄オデュッセイアの放浪を描いている。 『イリアス』 英語の表記ではイリアッド 。ギリシアのホメロスがつくったとされる英雄叙事詩。ミケーネ王が英雄たちを率いて、トロイア(トロヤ)を攻撃したトロイア戦争が物語られている。かつては純然たる神話と考えられていたが、1870年代のシュリーマンのトロイア遺跡発掘によって、ある程度事実を反映していることが判った。扱われている時代は、ミケーネ文明期のことであるが、物語の細部には暗黒時代からアーカイック期にかけての事実が述べられていると考えれ、口承されたものをホメロスが現在のような形にまとめたのは前8世紀ごろと思われる。いずれにせよギリシア最古の文学作品と言うことができる。これに続く物語が『

  • 『イリアス』・『オデュッセイア』(ホメロス) - 世界の歴史上の文学 - 世界の文化史のミュージアム

  • 松岡正剛の千夜千冊

    先週、小耳に挟んだのだが、リカルド・コッキとユリア・ザゴルイチェンコが引退するらしい。いや、もう引退したのかもしれない。ショウダンス界のスターコンビだ。とびきりのダンスを見せてきた。何度、堪能させてくれたことか。とくにロシア出身のユリアのタンゴやルンバやキレッキレッの創作ダンスが逸品だった。溜息が出た。 ぼくはダンスの業界に詳しくないが、あることが気になって5年に一度という程度だけれど、できるだけトップクラスのダンスを見るようにしてきた。あることというのは、父が「日もダンスとケーキがうまくなったな」と言ったことである。昭和37年(1963)くらいのことだと憶う。何かの拍子にポツンとそう言ったのだ。 それまで中川三郎の社交ダンス、中野ブラザーズのタップダンス、あるいは日劇ダンシングチームのダンサーなどが代表していたところへ、おそらくは《ウェストサイド・ストーリー》の影響だろうと思うのだが、

    松岡正剛の千夜千冊
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    inmymemory 2018/12/31
    “倉橋由美子さんを訪ねて高校生に読ませたい1冊を選んでもらいにいったとき、即座に、「それなら、やっぱりホメロスね」と言われた”
  • トロイア戦争の始まり 失われた『叙事詩の円環』 - 大久保正雄『地中海紀行 旅する哲学者 美への旅』

  • ギリシア叙事詩断片集

    [底Greek Epic Fragments From The Seventh To The Fifth Centuries BC Edited and Translated by Martin L. Ewst harvard University Press, 2006. [序] 「叙事詩(epic)」という用語は、初期のあらゆる六脚律の詩(hexameter poetry)(例えば、ヘーシオドスやエムペドクレースの諸作品を含む)にしばしば適用される。現在では、通常、遠い過去の出来事に関する物語風の詩に限定される。この範疇は、来は特定の英雄の挿話や一連の挿話の物語に関連する詩と、一族、諸々の族民、その交友関係や婚姻関係の長期にわたる歴史に関連する詩との間に、区別が設けられている。前者においては、これをわれわれは英雄詩と呼ぶのであるが、行為は数日、数週間、たいていは数年間に及ぶ。後

  • 叙事詩環 - Wikipedia

    叙事詩環(じょじしかん、ギリシア語: Επικός Κύκλος エピコス・キュクロス、英語: Epic Cycle)とは、古代ギリシアで作られた、トロイア戦争に関する叙事詩サイクル(一群)のことである。叙事詩の環、叙事詩圏とも。叙事詩環に含まれる叙事詩を並べると、トロイア戦争についての記述が完結する。ホメーロスの叙事詩(厳密にはホメーロス作と言われる叙事詩)『イーリアス』と『オデュッセイア』も入れる研究家もあるが、ホメーロス以外の詩に対して用いられる場合がより多い。 いずれにしても、『イーリアス』と『オデュッセイア』を除く叙事詩は断片しか現存していない。断片では、プロクロス(哲学者のプロクロスとは別人)が書いた詳細なあらすじが最も貴重なものである(後述)。叙事詩はダクテュロス・ヘクサメトロス(長短短六歩格)で書かれている。 叙事詩環は、ギリシア幾何学様式時代(ギリシア暗黒時代。紀元前11

    叙事詩環 - Wikipedia
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    inmymemory 2018/12/31
    叙事詩環Epic cycle=ホメロス以後、前6世紀ころにかけ、トロイア戦争の発端から参戦した英雄たちの後日譚に至り網羅されたホメロスの英雄叙事詩「イーリアス」「オデュッセイア」の前後を補う幾多の叙事詩の連鎖
  • 本棚の10冊で自分を表現する<文芸書編> - 心揺々として戸惑ひ易く

    kutabirehatekoさん経由でtwitter:hashtag「#棚の10冊で自分を表現する」を知り、早速表現してみることに。発案者の須藤岳史さんの10冊に絞ることで「あえて見せない部分を作るからこそ面白い」を尊重しつつ、好きな、というよりも、自分という人間を他者に表現しようとするならこれ、といえるものを選んでみた。 また、選択条件として、8年前「私家版十大○○小説」ブームがあった際に書いた「私家版世界十大小説」との重複を避け、現在「入手可能な文芸書」だけに絞った。今回対象外となった芸術書や実用書、漫画音楽映画のガイドブックについてはまた後日にアップ予定。 1.エドガー・アラン・ポオ『詩と詩論』 ポオ詩と詩論 (創元推理文庫 522-5) 作者: エドガー・アラン・ポオ,福永武彦出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1979/11/23メディア: 文庫購入: 1人 クリック

    本棚の10冊で自分を表現する<文芸書編> - 心揺々として戸惑ひ易く
  • オスカー・ワイルド - Wikipedia

    オーブリー・ビアズリーによる似顔絵 オスカー・フィンガル・オフラハティ・ウィルス・ワイルド(英: Oscar Fingal O'Flahertie Wills Wilde、1854年10月16日 - 1900年11月30日)は、アイルランド出身の詩人、作家、劇作家。 耽美的・退廃的・懐疑的だった19世紀末文学の旗手のように語られる。多彩な文筆活動を行ったが、男色を咎められて収監され、出獄後、失意から回復しないままに没した。 生涯[編集] ヴィクトリア朝時代のアイルランドのダブリンで生まれる。古いプロテスタントの家柄で、祖父も父ウィリアム(William Wilde)も医師であった。母はジェーン(Jane Wilde)。父母ともに文才に富み、ジェーンは詩人で、サロンの主でもあった。幼少期は女子を欲していた母によって女子の格好をさせられていた[要出典]。 1864年(10歳)、アイルランド北部

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  • ホメーロス - Wikipedia

    ホメーロス(古代ギリシャ語: Ὅμηρος、Hómēros、羅: Homerus、英: Homer)は、紀元前8世紀末のアオイドス(吟遊詩人)であったとされる人物を指す。ホメロス、あるいは現代語式の発音でオミロスとも。西洋文学最初期の2つの作品、『イーリアス』と『オデュッセイア』の作者と考えられている。「ホメーロス」という語は「人質」、もしくは「付き従うことを義務付けられた者」を意味する[1]。現在のギリシアではオミロスと発音されている。古代人はホメーロスを「詩人」(ὁ Ποιητής、ho Poiêtếs)というシンプルな異名で呼んでいた。 今日でもなお、ホメーロスが実在したのかそれとも作り上げられた人物だったのか、また当に2つの叙事詩の作者であったのかを断ずるのは難しい。それでも、イオニアの多くの都市(キオス、スミルナ、コロポーンなど)がこのアオイドスの出身地の座を争っており、また伝

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  • 【公式】月9「ビブリア古書堂の事件手帖」#1「それから」

    毎週月曜21:00~放送中の月9ドラマ『ビブリア古書堂の事件手帖』の第1話のエンドロールで流れた、 「それから」(夏目漱石著)のお話をイラストとあらすじでご紹介! 3巻累計で380万部を突破し、今年文庫として初めて「屋大賞」にノミネートされた『ビブリア古書堂の事件手帖』がファン待望の映像化。美しき古都・鎌倉の片隅にある古書店『ビブリア古書堂』を舞台に、古書にまつわる謎、秘密を解き明かし、時を超え人と人との絆(きずな)を紡いでいくヒューマンミステリードラマです。 「ビブリア古書堂の事件手帖」オフィシャルサイト http://www.fujitv.co.jp/biblia/index.html

  • 『ヴォイツェク・ダントンの死・レンツ』ゲオルグ・ビューヒナー - ボヘミアの海岸線

    彼には、天に向かって握りしめた巨大な拳を突き出して神を引きずりだし、雲の中を引きずり回してやれそうな気がしてきた。世界を歯で噛み砕いて、創造主の顔に吐きつけてやれそうな気がした。 −−ゲオルグ・ビューヒナー『ヴォイツェク・ダントンの死・レンツ』「レンツ」 「おい、ヴォイツェク、まるで抜き身の剃刀みたいにこの世を走り回っているじゃないか、お前とすれ違ったら、すぱりと切られちまう」(「ヴォイツェク」より) 自然に溶ける ドイツでもっとも権威のある文学賞の名は「ゲオルグ・ビューヒナー賞」という。ケストナー、ツェラン、ベルンハルト、カネッティ、ミュラー、イェリネク、受賞者には錚々たるメンバーが名を連ねている。 ビューヒナーは医学を専攻した自然科学者で、いくつかの作品を残し23歳で夭折した。私の年齢の時には、彼はすでにこの世にいなかったという事実にびっくりしてしまう。彼の観察眼は、まるで黒い森の切り

    『ヴォイツェク・ダントンの死・レンツ』ゲオルグ・ビューヒナー - ボヘミアの海岸線