ISDB-Tmm は,地上デジタル放送方式の「ISDB-T」から派生した携帯端末向け放送方式である。ワンセグよりも高画質なストリーム放送や,映像コンテンツのダウンロード・サービスなどの新しいサービスの実現を目指している。2008年3月から試作機によるフィールド実験が東京タワー近辺で行われている。 新しいサービスは,2011年7月に予定されている地上アナログテレビの放送終了に伴って“空き地”となる周波数の一部を有効利用するもの。総務省は2007年7月から「携帯端末向けマルチメディア放送サービス等の在り方に関する懇談会」を開催し,放送方式や事業主体,サービス形態などを検討している。その放送方式の一つがISDB-Tmmである。 ISDB-Tは,テレビ放送の1チャンネル分の帯域(6MHz幅)を14のセグメント(429kHz幅)に分割して,このうちの13セグメントを使って放送サービスを実現する。現在
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