どこの職場にもいる、「働かないオジサン」――若手社員の不満が集中する彼らは、なぜ働かなくなってしまったのか? 「どこの職場にもいる」ということは、何か構造的な問題が隠れているのではないか? ベストセラー『人事部は見ている。』の筆者が、日本の職場が抱える問題に鋭く迫る。 「働かないオジサン」は、若手社員の大事なケーススタディ 「働かないオジサン」は、若手社員から人格を否定するかのごとく語られがちである。しかし、彼らにも彼らなりの正義があり、そうならざるをえなかった理由もある。 だから、対応策を考えるためには、じっくりと彼らの仕事ぶりや働きぶりを観察することが必要だ。彼らが、どういう意図と論理で行動しているのかがわかれば、対応策が見えてくる。 さらに言うと、第1回でも説明したとおり、「働かないオジサン」は個人の資質の問題というより、構造的な問題である可能性が高い。となれば、彼らは若手社員の十数
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