最近、まったく異なる分野の商品やサービスを組み合わせて、従来では考えられなかった新しいサービスや製品を生み出し、大ヒットを飛ばす事例が増えている。こうしたものの中にはITの発展によって実現されたものも多く、既存の考え方だけではとても生まれそうにないサービスも多い。 筆者から見ると、これらの事例はまさに「ビジネスアナリシス」によって、もたらされたものに他ならない。 しかし、当事者の方々はビジネスアナリシスという言葉すらご存じないかもしれない。たとえ言葉は知っていたとしても、その意味を理解し、明確にそれに従って実行されたかどうかは不明だ。こうしたケースを筆者は「無自覚のビジネスアナリシス」と呼んでいる。ビジネスアナリシスや、本連載でご紹介するBABOKを知らずに、「試行錯誤を繰り返しながら成功に至った」ケースのことである。 各々の事例は一見、お互いの関連が何もなく、一定の法則に則っているわけで
20年以上にわたりシステム構築の現場で仕事をしてきた筆者の経験では、プロジェクトの失敗を探ると要件定義までの上流工程の問題に行き着くことが多い。定義した要求に過不足がある、要求の内容が誤解を生む表現になっている、整理が不十分なまま要求が個条書きされており整合が取れていない──。こうした事態が、みなさんの現場でも起こっていないだろうか。 利用部門などから要求を引き出して分析し、それを基にソリューションを立案してその妥当性を検証する。さらに、要求の変更を管理していく。ソリューション企画から要件定義までの上流工程を中心に、こうした要求にかかわる一連の作業をいかに行うかが、プロジェクト成功の大きなカギを握る。 しかし多くの現場には、要件定義までの上流工程について標準的な方法が存在せず、ITエンジニアの属人的スキルに頼っているのが実情だろう。スキルの高いITエンジニアが要件定義までの工程を担当するか
絵に描いたもちはITの世界に結構ある。発表はされたものの出荷されずに終わった製品があれば、ビジネスに貢献しなかったシステムもある。特に、いわゆる“コンセプト”については、きれいな絵はたくさんあるものの、実用化した事例がなかなか出てこないことが多い。 すぐに成果を求め、それが出てこないと、続々と登場してくる次のコンセプトにさっと関心を移してしまう、筆者を含む報道陣にも問題がある。時間の余裕があれば、ここ20年ほどの間に登場したIT関連コンセプト群とそれらに関する報道の量の推移を調べてみたいのだが、果たせずにいる。 面白いのは、出世魚のように、名前を変えていくコンセプトがあることだ。ほとんど同じ話であるにもかかわらず、数年後に別名で登場してくる。それを批判するつもりはない。ただ、報道する側は「前と同じ話に聞こえます。どこが変わったのでしょうか」と質問しなければいけない。それができておらず、コン
プロジェクト管理を体系的にまとめたPMBOK(Project Management Body of Knowledge)を聞いたことがある人は多いでしょうが、DMBOK(Data Management Body of Knowledge)を知っている人はあまりいないと思います。 DMBOKとは2009年4月に米国のData Management Association Internarional(DAMA)が発表したデータ管理を体系的にまとめた標準です。日本でも2010年2月に出版が予定されているのですけど、IT leadersに一足先に紹介されていたので、そこから10のファンクションを一部引用させてもらいます。 ■データガバナンス →データ戦略の設定やその実行管理など ■データアーキテクチャ管理 →エンタープライズデータモデルの定義と保守など ■データ開発管理 →データモデルの構築やDB
日科技連とSQiPの取り組み 1980年、日科技連では、日本におけるソフトウェア製品の品質向上と効果的開発の方法論の確立を目指して、「ソフトウェア生産管理研究委員会」(SPC, Software Production Control)を設置しました。 以来、「TQMとソフトウェア工学の結婚」を標榜し、日本的品質管理をソフトウェア生産に適用するための調査・研究・普及を行ってまいりました。 2007年に、この活動が「ソフトウェア品質に関する活動」であると分かりやすくすることと、ソフトウェア技術職という専門的職業の矜持を大事にしたいという思いから、SQiP(Software Quality Profession)に改称しました。 1980年の設立当初は、メインフレーマーで培われたソフトウェア品質技術・施策を議論する場でしたが、現在はソフトウェア産業に関わるすべての方々が議論できる場になっています
ソフトウエアの開発・保守にかかわる問題が発生したとき,ITエンジニア個人の頑張りだけでは対処しきれないケースが増えている。そこで注目すべきなのが,ソフトウエア・エンジニアリング。開発・保守に必要な知識を,現場で活用することを前提に体系化する取り組みだ。「SWEBOKガイド」などの知識体系を手掛かりに,実証された理論や方法を学んで,現場での問題解決に生かして欲しい。 この講座では,ソフトウエア・エンジニアリングとは何か,そして,SWEBOK(SoftWare Engineering Body Of Knowledge)などが定めているソフトウエア・エンジニアリングの体系を学ぶ。 Part1 ソフトウエア・エンジニアリングとは Part2 ソフトウエア・エンジニアリングの体系
ビジネスアナリストも基礎能力が大事 連載:BABOK 2.0を読んでみよう(6) 今回はビジネスアナリストに求められるスキルセットをまとめて定義した知識エリア「基礎コンピテンシ」やBABOK認定資格を紹介する
Agile Process Development2010-2-21 中間報告会セッション内容確定(2010-01-25 20:38:05)アジャイルプロセス協議会セミナー2009 in 大阪を開催しました。(2009-11-07 17:28:20)第6回西日本セミナーを岡山で開催決定(2009-10-15 20:45:55)アジャイルプロセス協議会セミナー2009 を 大阪で開催決定(2009-10-15 20:37:34)【重要】サーバーメンテナンスのご案内(2009-10-06 20:40:09)ET West 2009の協議会ブースの写真アップと組み込みWG紹介資料をアップしました(2009-07-06 21:41:00)研究会の紹介を掲載しました(2009-07-02 21:12:45)お問い合わせ窓口をサイトに設けました(2009-06-08 21:22:20)2009年度第2
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