内容は、以下の目次に示すように、かなり濃く、面白いものに仕上がっていますので、じっくりと鑑賞してお楽しみください。
これまで見てきたように、“異次元コラボレーション”の時代はシステム部門が活躍する機会が多い。 では、システム部門は具体的に何をどうすればいいのか。セブン&アイ・ホールディングスやNTTドコモ、北海道銀行、パーク24、東京急行電鉄、ファミリーマートなど、本特集で紹介した各社の取り組みから浮かび上がった九つの鉄則を提言する(図1)。新サービスの構想・計画、ビジネスモデルの設計、システム整備といったフェーズに沿って見ていく。 鉄則1:ITの進化を前提に考える システム部門は、IT(情報技術)の進化を常に意識し、その実現可能性を十分に検討する。新技術の登場によって、「できない」と思っていたことが実現できるかもしれない。「最新のITを駆使すれば、こんなことができます」と、経営層や事業部門に積極的に提案する。さらに、新技術の可能性について異業種の企業の担当者と議論する。 鉄則2:経済や社会の変化に敏感
本格的な“情報爆発”時代を迎え、企業や社会における情報活用戦略は大きく変わろうとしている。そこでは、CIO(最高情報責任者)に求められる役割も変わらざるを得ない。これからのCIO像について、ITリサーチ最大手の米ガートナーのシニアバイスプレジデントで「ガートナー・エグゼクティブ・プログラム(EXP)」を統括するデール・カトニック氏に聞いた。(聞き手は志度昌宏=ITpro) ガートナーは、「2015年までにグローバル企業2000社のほとんどで、CIOの年俸はITがもたらした収益によって決まる」とした。その理由は何か。 ITに期待される役割が、業務変革を起こすための仕組みとなり、顧客へどうリーチするか、売り上げをどう拡大するかに変わってきたからだ。こうした傾向は15年ほど前から続いているが、現在の経済環境下において、より明白になっている。 これまでのCIOは、テクノロジーを理解していることが重
本格的な“情報爆発”時代を迎え、企業や社会における情報活用戦略は大きく変わろうとしている。そのときCEO(最高経営責任者)は何を求めるのか、CIO(最高情報責任者)の存在価値はどこにあるのか。これからの企業とITなどについて、ITリサーチ最大手の米ガートナー リサーチのバイスプレジデント兼フェローであるマーク・ラスキーノ氏に聞いた。(聞き手は志度昌宏=ITpro) ITが経営に与えられる価値を最大化するには、CIOの取り組みはもとより、CEOの決断・支援も必要だ。CEOは今、どんな課題に直面しているのか。 ガートナーでは、CEOや上級役員への独自調査や広範なビジネス情報源から、2010年から2012年のシナリオを描き出した。そこから、CEOが抱える主要課題とITへの影響が浮かんできた。具体的には、次の七つである。 (1)ITへの確信が揺らいでいること。これにより、IT予算はおそらく横ばいが
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