グレード(等級)と賃金の関連性 賃金制度は等級制度と連動しますが、その考え方には図表1に示すように絶対額基準方式と昇給連動方式とがあります。 (1)絶対額基準方式 絶対額基準方式は、等級(グレード)に対して賃金の絶対額を連動させる方式です。一般に等級(グレード)ごとに対応する標準額が設定され、その標準額を基準として一定の範囲内に賃金が納まるように設計します。 (2)昇給連動方式 等級に昇給額を連動させて、等級が上位になるに従って昇給額を増額させる方法です。メンバーシップ型雇用ではこの方式が長年採用されました。その代表的な例が職能給で、賃金テーブルには高い等級ほど高い昇給額が設定されています。 関連記事 ジョブ型雇用導入のためのToDoリスト(1) ジョブの整理と職務記述書の作り方 近年、ジョブ型雇用が注目を浴びており、大手企業でも次々と導入を始めています。対比となるシステムが日本企業が長年
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