新型コロナウイルスの感染拡大は、採用の常識を大きく変え、候補者と一度も会わずにオファーを出すのも珍しいことではなくなった。リモート採用により、候補者選びに場所の制約がなくなったことは大きなメリットだ。一方で、候補者がチームメンバーや組織文化にフィットできるかを見極めるのは、これまで以上に難しくなっている。本稿では、適任者を見極めるうえで有効な4つの方法を紹介する。 いつの時代も、人材採用はリーダーの重大な役割の一つである。 仕事の適任者を見つけることは容易ではなく、ほとんどのマネジャーにとって最も重大な意思決定になる場合が多い。チームの成功や失敗に大きな影響を及ぼすからだ。そのうえ、候補者と実際に対面で会わないままリモートで採用を決めるとなると、独特の難しさがある。 大半のマネジャーは、対面で行う採用候補者との面談に十分な時間をかけて初めて、採用するかどうかの意思決定を下すことを好むだろう