太陽光の熱を朝日から夕陽まで回収し効率よく発電 -熱電併給システムを考案、2013年夏に試作機で検証- ポイント フレネルレンズを立体的に組み合わせ、全方向の太陽光熱を回収可能に 40℃の低温熱源まで循環利用し、ロータリー熱エンジンで発電 2013年夏に1kW、2014年には10kW出力の実地試験を目指す 要旨 理化学研究所(野依良治理事長)と株式会社ダ・ビンチ(東謙治社長)は、朝日から夕陽まで、太陽光の光熱エネルギーをフレネルレンズ[1]で効率良く回収し、蓄熱タンクに貯めた水を加温、必要に応じてこの熱を取り出して発電と給湯ができる「熱電併給システム」を考案しました。これは、理研と企業が一体となって研究を進める「産業界との融合的連携研究プログラム[2]」にもとづき、2012年4月に理研社会知創成事業イノベーション推進センター(土肥義治センター長)内に発足した、光熱エネルギー電力化研究チーム