日本の人口減が進み、いよいよ消滅の危機に瀕した時、何が起こるのかということをいくつかのシナリオとして考察するものです。どれも面白かった(面白がっている場合ではないのですが)です。 その中で、一つのシナリオとして野本さんは「日本が大国の自治区になる」ということを挙げています。 中国か米国かロシアあたりに吸収合併され、1つの自治区みたいになる道です。 上掲記事よりこれを見てしまってから、僕は日本が中国に吸収されたらどうなるのか? という、さらなる妄想を書かずにいられなくなってしまいました。 ということで、「20XX年。人口減少が進み、インフラ等が維持できなくなった日本。進退極まった日本は、隣国である中国の傘下に入り、中国の民族自治区(日本大和族自治区riben dahezu zhijiqu)となることを決意した」という架空のシナリオについて、果たしてどんなことが起こるのか、予想して書いてみたい
2022年06月01日10:00 カテゴリ国際社会一般 戦争終結の声 ロシアによるウクライナの侵攻が始まって3か月を超えました。日々、様々な報道を通じてその状況が伝えられますが、西側の報道だけでは当然バランスが悪く、実態は日々の戦況に一喜一憂するより、大所高所から俯瞰しないと全体像は見えないのかもしれません。私の個人的感覚としてはウクライナはやや詰まってきた、という気がしています。 この状況の中で日経が2つの戦争終結に関する寄稿を取り上げました。一つは日本でもおなじみのフランス人歴史人口学者のエマニュエル トッド氏に対する日経ビジネスのインタビュー記事。もう一つは英エコノミストが掲載し、日経が翻訳した「ロシアの侵攻、終結のシナリオ」。このような記事が出始めてきたということはそろそろ幕引きも意識され始めたということでしょうか? ロシアは時間をかけてでも目標を達成するという姿勢に対し、ウクライ
2022年05月31日10:00 カテゴリ経済一般社会一般 北米の労働賃金と景気と貯金 当地のラジオのコマーシャルからは「我々の賃金は今のインフレにとても追いつかない。賃金の上昇にご理解とご協力を」としばしば流れています。概ね、労働組合などの広報戦術なのだと思います。日本と違い、各業種や業界ごとに賃金水準が全く違う北米において、例えば看護師の標準時給4500円は高いだろう、と思うのですが、ラジオのコマーシャルは「今、看護師のなり手がいません。これは給与が十分ではないからです」というのです。そうじゃないだろう、今の時代としては人気がない職業なのだろう、だからなり手がいないミスマッチが起きているとはいいません。 時給が5000円だろうが年収1000万円だろうが、彼らはこういいます。「これでは一生、家は買えない」と。あたかも家を購入することが給与水準の尺度になりかねないようにも聞こえます。では家
6/1 - 誤字修正。amacon -> amazon 6.11 - kindleの電子書籍がすべて復旧したことを追記 - amazon prime videoやamazon prime musicの不具合についての顛末を追加 以下エントリの続きです。 satoru-takeuchi.hatenablog.com 概要 問題 4月9日にkindleの本が全部消えた。その後に新たに買った本も読めないように見える。消えた本はわかっている範囲で300冊以上、総額は恐らく30-60万円程度 amazon prime videoやmusicなどにも(少なくともAndroidアプリからは)アクセスできなくなっている 問題発生契機 問題発生契機は、かつてamazon.co.jpのアカウントと統合したamazon.comのアカウントを消したこと 解決方法 amazon.co.jpの別アカウントを新規作成の
DDDではよく「モデリングが重要だ!」と言われますが、どのようにモデリングすればいいのかがわからず、一歩を踏み出せないことは多いのではないでしょうか。 そんな方のために、本記事ではDDDにおいてシンプルで成果が出しやすいモデリング手法について紹介します。 (本記事は、YouTube動画「10分でわかるドメインモデリング」の内容をもとにした解説記事です。) DDDの目的 DDDの目的から確認しましょう。 DDDの目的は2つ。 ①機能性を高めること これは、役に立つものを作ること、言い換えると「作ったけど使えない」を避けることです。 そのために、ドメインモデリングを行い、ソフトウェアを適用して役立てようとしている現実世界の領域(これの領域をDDDでは「ドメイン」と呼びます)について理解を深め、解決策を検討することを目指します。 ②保守性を高めること これは、長期間開発しても機能拡張が容易であり
最近感じていたけど、採用要件にマネージャー、管理職というキーワードを埋めたときの反応が悪いこと。IT業界ではマネージャーと管理職という言葉は同じ意味にはならない。マネージャーはプロジェクトマネージャーであったりテクニカルマネージャーであったりと、技術的な要素を持つのだけど。ただとにかく管理するということは好きじゃないんだな、とは薄々思っていた。 www.itmedia.co.jp また、ラーニングエージェンシーが22年4月に発表した「働くことに関する新入社員意識調査レポート」によると、「将来会社で担いたい役割」を尋ねた質問で「専門性を極め、プロフェッショナルとしての道を進みたい(専門家)」と答えた人が31.6%と最も高く、一方「組織を率いるリーダーとなり、マネジメントを行いたい」は23.5%と14年の調査開始以来、過去最低の低さになっている。 特にコロナ禍で経営環境が劇的に変化する中で自分
はじめに 転職してから4年が経ちました。転職時書いたブログはこちらです。 vengineer.hatenablog.com 記録としてブログに残すことにしました。 50過ぎのオッサンが スタートアップに転職して エンジニアとして働いた4年間を記録としてブログに残します— Vengineer@ (@Vengineer) 2022年5月28日 上記は5/28(土)の21時頃ツイートしましたが、5/29(日)の17時頃(200♡)を超えた頃から一気に伸びてきて、5/30(月)の7時には700♡を超えちゃいました。そして、5/30(月)の12時には800♡を超えちゃいました。5/30(月)の18時には900♡を超えちゃいました。どうやら、999♡になった模様。何だが凄いことになってしまった。 こんな状態なるとは、思わなかったですよ。。。 具体的な内容は、さし飲みや1時間の1on1ですら話さないので
以下は、雨宮紫苑さんの4月1日の「日本はなぜ「有能な人」が損をするのか」に触発されて書きました。 また3月24日の安達裕哉さんの「「依頼された仕事をやらない人」は、なぜあれほど言われても、仕事をしないのか」にも関わるかと思います。 この10年ほど産業医業務に携わったので、その経験や必要にかられて読んだ本からの耳学問が多くなっているかと思います。 雨宮さんの論でまず感じたのが、それが日本でも最近かなり話題になっている「メンバーシップ型」と「ジョブ型」という二つの雇用形態の問題にかかわる話題ではないかということでした。(濱口桂一郎「新しい労働社会 2009」「ジョブ型雇用社会とは何か 2021」ともに岩波新書) 雨宮さんはドイツでお仕事をされていて、そこでは仕事は「ザ・担当制」であると書かれています。 こういうやりかたは学問的には「ジョブ型」と呼ばれているようで、ドイツばかりでなく、日本以外
2018年6月1日に株式会社メルペイに入社して、4年が過ぎました。入社当時は、定年が60歳と聞いていたので、1年半の勤務だと思っていましたが、実際の定年は65歳であり定年まであと2年半です。 ソフトウェアエンジニアにとって重要な能力と(私は考えるが)、身に付けるのが難しいのが現実だと、この4年間で再認識したのは次の三つです。 開発の最初にAPI仕様をきちんと書けるソフトウェアエンジニアは少ない テストファースト開発を行っているソフトウェアエンジニアは少ないか、いない Tech Blogなどの執筆で、読み手を意識して、分かりやすい文章を書く、ソフトウェアエンジニアは少ない API仕様については、このブログでも何度か書いています(「API仕様を書く」)。テストファースト開発についても、「テストファースト開発」を書いています。分かりやすい文章については何も書いていないですが、「伝わる技術文書の書
2022年5月26~28日に和歌山県田辺市で開催された「サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム」の3日目、デジタル庁の楠正憲統括官が「俊敏なデジタル社会とサイバーセキュリティの両立へ向けて」と題し講演した。新型コロナウイルス禍での政府のシステム開発を巡る混乱を振り返りつつ、同庁で進める国と地方自治体のシステム改革を語った。 楠統括官は2021年9月にデジタル庁が発足した際、民間企業から採用され同庁統括官に就任した。同庁のデジタル社会共通機能グループ長として、マイナンバー制度やデータ戦略、クラウド、ネットワーク、自治体システム標準化などを担当している。マイナンバー制度との関わりは長く、デジタル庁発足前の2011年から番号制度推進管理補佐官として、2012年から政府CIO補佐官としてマイナンバー制度関連の情報システムに携わってきた。 短期間でサービスをデリバリーする初めてのチャレンジ 政府CIO
先日、あるお客様から、「日本の人口減少が話題になってるじゃないですか。どう思いますか? 移民とか入れた方が良いと思いますか?」って言われまして、あまりにも難問過ぎて、「じゃあ後で考えて、noteに書きます」と答えてしまったので、今日はそんな話を。 ※この文章だけ単品で100円で買えますが、400円でこのマガジンを購入すると、1ヶ月30本くらい読めるので1本14円です。そちらがお得です。 毎日、恋愛ネタや飲食店ネタを書いてますが、僕としては「林伸次の雑誌」と思ってまして、全部が興味あることじゃなくても、その中でいくつか面白ければ、後は読まなくてもいいや、400円の雑誌だし、っていうようなマガジンを考えています。
これまで散々どうやってAndroidからリモートマウスで上手に音声入力をパソコン側に流すかということを工夫してきましたが、最近ふっと気づいたことがあります。それは、ひょっとしてピンマイクがAndroidの音声入力に有効であれば Windows 11の標準の音声入力をピンマイクで使えば、そのままそれですべてが完結ではないかというアイディアです。 もともとWindowsの標準の音声入力はいちいちオンとオフをするときにピッと鳴るのが鬱陶しかったのと、場所がいつも真ん中の下の方に出てきて画面上邪魔になったので使わなくなっていたのですが、どこで変わったのかは分かりませんが、最近、画面の右側に 1回ずらすと、そのままずらしたまま出てくれるので、鬱陶しくなくなりました。 加えてピッという音については消し方がわからなかったのですが、もうこれは初めからパソコンの音声を消してしまえばピッという音も出なくなりま
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く