2015年1月12日、親父が死んだ。 StageIVの告知を受けたのが、2013年の8月でその時に言われたのが、余命は6~8ヶ月だろうと。その後、治療方針についての葛藤を経て、抗がん剤治療を拒否し、地方では珍しい献身的な医師の下で緩和ケアという選択をし、17ヶ月間を自分らしく生きて、そして死んでいった。 本人も、僕も覚悟はしていた。 親父は Ending Note をつけ、事前に身辺整理を進めていた。不要となるようなものについては可能な限り廃棄をし、日記や写真等は9割以上を捨て、洋服なども普段から使うもの以外はほとんどなくなっていた。自身の葬儀のありかたについても、(無宗教・近親葬という形をとった上で)誰を呼び、誰を呼ばないか、具体的な指示を記載していた。 僕自身も何度となくそうした話を聞かされていたし、また死後、必要な手続きについても事前に確認したりした。 当初言われていた以上に時間があ