英国議会の委員会での公共図書館閉鎖についてのヒアリング 全国的に緊縮財政となっている英国では,多くの自治体で,図書館の閉鎖やボランティアによる運営への変更等を含む公共図書館の再編計画が実施・予定されており,反対側から計画の適法性についての司法審査が請求された事例も複数発生している(E1249参照)。こうした事態を受け,英国議会下院の文化・メディア・スポーツ委員会は,公共図書館閉鎖についての調査を行うことを決定した。 まず,2011年11月から2012年1月までの期間で,法律で自治体に義務付けられている「包括的で効率的な図書館サービス」の現代におけるあり方や,介入権限を持つ大臣の役割等について意見募集が行われ,自治体,図書館関連団体,図書館運動グループ等から,132件の意見が寄せられた。これに続いて,2月7日と2月21日には,関係者に対するヒアリングが委員会で行われた。 2月7日のヒアリング