全国2例目の国立大学美術館として2013年にオープンした佐賀大学美術館(佐賀市)で、学芸員不在の状態が続いている。学芸員は美術館運営の根幹を担う存在で、美術関係者からは「このままでは多様な展覧会が開けなくなる」と危惧する声も上がっている。
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佐賀市立図書館は4月1日から「雑誌スポンサー制度」を導入する。年間購読料を負担すれば、雑誌にスポンサーの広告が入ったカバーをかける。浮いた購読料分の予算は別の図書購入に充て、資料を充実させる。現在、申し込みは2団体にとどまっており、スポンサーを募っている。 スポンサーの対象は個人を除く企業や商店、各種団体など。希望した雑誌にかけるA4判、またはB5判のカバーの表紙下部分(縦3センチ、横10センチ以内)と、背表紙全面に広告を掲載できる。 広告掲載の対象となる雑誌は218誌。先着順で広告を掲載したい雑誌を選べる。広告料は希望する雑誌の年間購読料で、雑誌を購入してもらい、寄贈する形をとる。雑誌の年間購読費は約1300円~3万7千円(2014年3月末現在)。 4月からスポンサーになるのは、学校法人佐賀清和学園と九州道路交通財団の2団体。佐賀清和学園は3誌、九州道路交通財団は2誌に広告を掲載する。
「映画で見る外国の図書館みたいだ」。今月19日、武雄市図書館を視察に訪れた群馬県太田市の職員3人が感嘆の声を上げた。彼らは3年後、図書館と美術館の複合施設建設を計画する同市企画課のスタッフ。「図書館の在り方に“公式”はないと感じた」と話した。 レンタルソフト大手TSUTAYA(ツタヤ)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブが指定管理者として運営し、新装オープンした武雄市図書館。公共と民間が融合した施設として話題を呼び、全国の行政・図書館関係者の視察は10月末までで昨年同期の10倍近い354件。11月も105件と注目を集め続けている。 市外、県外からも多くの来館者が訪れ、影響は観光面にも波及。「視察で図書館から北方町のちゃんぽん店などを回る利用も多い。飲食店にもプラスになっているはず」と地元のタクシー会社。 武雄温泉旅館組合理事長の田中隆一郎・武雄温泉株式会社社長は「武雄温泉の客も旅館
県立武雄青陵中(平川年明校長)が武雄市図書館の利用について生徒に制限を設けている問題で、同校は10日、樋渡啓祐市長の批判を受け、登下校時も生徒だけで図書コーナーを利用できるように見直した。夜間や館内のコーヒーショップ「スターバックス」は、保護者の「責任」のもとでの利用を呼び掛けている。 校内の協議で見直しを決めた上で、校長とPTA会長の連名で保護者に文書で通知した。夜間やスターバックスの利用は、保護者に任せるという意味だという。 平川校長は「武雄市内の学校であり、公立図書館を有効に活用してほしいと思い、見直すことにした」と話す。県教委は「本来、学校は生徒の図書館利用を奨励する立場。学校側には、登下校時の利用で保護者同伴とすべきではないと助言した」としている。 校長から報告を受けた樋渡市長は「一部、ピンとこない部分もあるが、見直したことは歓迎したい」と話した。
武雄市図書館・歴史資料館が夜間、イルミネーションで飾られ、来館者の目を楽しませている。御船山を借景に、図書館の建物がきらきら輝き、辺りを幻想的な雰囲気に包んでいる。 冬のにぎわいを演出したいと企画。温かみのあるゴールドのLED電球約2万個を正面入り口付近の木々に設置した。来年2月2日まで、日没から午後9時半まで点灯させる。 館内では25日まで午後7時~午後9時、コーヒーを飲める席に約30個のLEDのキャンドルを置き、クリスマスムードを演出する。 6日、正面入り口であった点灯式では地元の「合唱団やまびこ」と「やまびこジュニア合唱団」の約30人がクリスマスソングをメドレーで歌って盛り上げた。カウントダウンで電球が一斉に点灯されると、集まった来館者から歓声が上がった。 杉原豊秋館長は「ひと味違う図書館の雰囲気を楽しんでほしい」と話している。
来年2月11日に開館100周年を迎える佐賀県立図書館が、秋の読書週間に合わせて「県内図書館窓口スタッフおススメの100冊」を展示している。12月24日まで。 県内の公共図書館、大学、公民館など40の図書館施設で働く窓口スタッフに、好きな本についてアンケートし、200冊の回答を得た。期間中に入れ替えながら展示する。 絵本、小説、写真集、ノンフィクションまで国内外、新旧さまざまな作品がそろった。展示された全ての本に、推薦者のコメントを付け、あらすじや概要が分かるようになっている。 水中でさまざまな表情をみせる犬の写真を集めた1冊、カラフルな空の写真を気象現象の観点から解説する1冊などユニークな本も並ぶ。県立図書館企画課の高井佳子係長は「名作から一風変わった面白い作品まで、知らなかった本を手にとっていただければ」と話す。
オランダ生まれの人気キャラクター「ミッフィー(うさこちゃん)」の特別企画展「美術館に行こう! ディック・ブルーナに学ぶモダンアートの楽しみ方」が12日、JR唐津駅南口の唐津市近代図書館美術ホールで始まった。絵本作家ブルーナ(1927-)の愛らしい作品が会場いっぱいに並んでいる。11月24日まで。 会場にはうさぎのミッフィーのほか、クマのボリス、ブタのポピーさんらブルーナ作品のキャラクターが描かれたポスターや版画など105点が展示。また、絵本「うさこちゃん びじゅつかんへいく」の話に沿い、同図書館が所蔵する絵画15点をミッフィーの家族が分かりやすく紹介するコーナーもある。 小学6年生の長女と鑑賞した市内の秀ユミさん(41)は「ブルーナが描く子どもの表情とか、うちの子にそっくり。絵本を読んであげたころを思い出した」と笑顔。また、「所蔵品の絵は以前見たことがあるけど、紹介の仕方を少し変えるだけで
武雄市とカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は1日、市図書館・歴史資料館が本年度グッドデザイン賞(日本デザイン振興会主催)を受賞したと発表した。特別賞候補の「グッドデザイン・ベスト100」にも選ばれた。 同館は「本の面白さを伝えるという原点に立ち返り、探しやすさ、読む楽しさ、利用しやすさを官民連携で追及している。公共と民間の連携に大きな可能性を感じさせる」と評価された。 樋渡啓祐市長は「光栄だ。CCCと一緒にやってきたことが地域のまちづくりのあり方に、大きな可能性を与えた」と話した。 同賞は、1957年に創設されたグッドデザイン商品選定制度を発端とする総合的なデザイン評価・推奨の運動。
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