有田川町は3日から、パソコンやiPadで利用できる電子図書サービスを開始する。図書館に行かなくても自分のパソコンから約1000冊の本を無料で借りて読むことができる。県内で初めて、町では国内初の図書サービス。同町は「今後も閲覧できる図書を増やしていきたい」としている。【川畑展之】 06年に3町が合併した同町には現在、移動図書館や4カ所の図書室がある。自宅から遠い高齢者や子育てで行けない母親などでも、電子図書サービスの利用で手軽に読書を楽しむことができる。また、パソコンやiPadを持っていない人のために、町内の図書室では無料で貸し出す。 電子図書サービスは、パソコンなどから専用サイトにアクセスし、画面上で図書を読む。文学作品や子ども向けの絵本のほか、語学教育のための音声案内や動く図鑑などの動画がある。町の広報や劣化した古地図などの郷土資料も閲覧できるようになり、住民サービスの向上を図ることもで