『小惑星探査機はやぶさ2の大挑戦』を刊行 「はやぶさ2」の旅立ちはどうしても見守りたいと、種子島に着いたのは当初の打ち上げ予定日の前日、11月29日、土曜日でした。予定では担当編集者など4人で行くはずでしたが、年末進行で超多忙な皆さんは断念、私一人での取材となりました。 種子島宇宙センターでの打ち上げは、20年前の1994年のH2ロケット1号機以来、何度も見ていますが、一人での取材は初。淋(さび)しいねぇ、と思っていましたが、毎日新聞の永山悦子さんや朝日新聞の東山正宜さんが来ていたのが何とも嬉(うれ)しくて、元気が出ました。 永山さんと東山さんとは、「はやぶさ」が地球に帰還、大気圏再突入した2010年6月13日の夜、豪州ウーメラ砂漠の同じ場所で劇的な45秒をともに見た同志です。