北朝鮮「核無能力化を中断」 テロ指定解除の延期に反発2008年8月27日0時46分印刷ソーシャルブックマーク 北朝鮮は6月27日、寧辺にある黒鉛減速炉に通じる冷却塔を爆破。現場の作業は海外メディアに公開された=AP 【ソウル=牧野愛博】北朝鮮外務省報道官は26日、声明を出し、6者協議の合意を受けて寧辺の核施設で進めていた無能力化作業を中断する、と表明した。核計画申告の厳密な検証を求めて米国が北朝鮮のテロ支援国家指定解除を見合わせていることを「合意に対する明白な違反」と批判し、中断措置は14日に発効済みだとした。朝鮮中央通信が伝えた。 無能力化や申告の見返りにテロ支援国家指定解除を求める北朝鮮に対し、米国は「解除には信頼できる検証体制が必要」との立場。中断表明は「米国に譲歩を迫るための圧力」(韓国政府関係者)と見られるが、「10月末までの無能力化作業完了」を目指す6者協議のプロセスがいっ