金星探査機「あかつき」を搭載して打ち上げられるH2Aロケット17号機=鹿児島県南種子町で2010年5月21日午前6時58分(リモートカメラで撮影) 宇宙航空研究開発機構は6日、金星探査機「あかつき」が金星の到着時に使う新開発の液体燃料エンジンを試噴射し、正常に作動したと発表した。金星到着は12月7日の予定。 あかつきは5月21日に打ち上げられ、現在は地球から約1800万キロを飛行している。エンジンは世界初のセラミック製で、あかつきが金星上空を回る軌道に投入するために使われる。試噴射は6月28日に13秒間行い、ほぼ計画通りに軌道を制御した。